高橋海人×森本慎太郎『だが、情熱はある』、永瀬廉『新・信長公記』下回る低空飛行
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情熱だけではどうにもならない?
King & Princeの高橋海人と、SixTONESの森本慎太郎のW主演ドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)が厳しい状況だ。
オードリー・若林正恭と南海キャンディーズ・山里亮太の2人の半生を描く同ドラマで、高橋は若林役、森本は山里役を務める。「たりないふたり」コンビをジャニーズが演じるということで放送前から賛否含みで反響はあったものの、蓋を開けてみると視聴率では大苦戦。初回の世帯視聴率は平均4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、第2話も同ポイントに。
そして23日に放送された第3話は、のちに山里と南海キャンディ-ズを結成することになる「しずちゃん」こと山崎静代役で富田望生が登場し、出演シーンはわずかだったものの、「若林、春日、山里だけでなくしずちゃんまで似てる」と、富田の好演が話題になったのだが……。
「第3話は世帯3.7%と1ポイントもダウン。始まってまだ3話目というのにもう3%台に突入しており、下手するといずれ2%台を叩き出してしまうのではとの声も出ています」(テレビ誌記者)
そして早くも、「ワースト視聴率記録」が現実となろうとしている。
「これまでの3話の平均は4.36%で、キンプリ・永瀬廉が主演した昨夏の『新・信長公記 ~クラスメイトは戦国武将』の全話平均4.37%を早くも下回っています。これは22:30スタートの日曜ドラマ枠の最低記録というだけでなく、平成以降の日テレGP帯連ドラ全体の歴代ワースト記録でもある。以前から『新・信長公記』とワースト争いをするのではと見る向きはありましたが、こんなに早いうちから記録を更新しつつあるとは、想定外の落ち込みぶりですね」(同)
『新・信長公記』は視聴率だけでなく、TVer再生数でも伸び悩んだが、『だが、情熱はある』は同じ道を辿っているという。
「週を追うごとにTVer再生数ランキングの総合順位の動きが鈍っています。初回は最高1位で、順位を落としても14位ぐらいまでだったのが、第2話では最高で3位で、20位以下の日が4日もありました。『だが、情熱はある』は4月9日放送開始と、春ドラマの中でスタートがかなり早く、ここ1~2週間で他のドラマが続々と始まった影響もあるでしょうが、この勢いのなさはそれだけではない。『だが、情熱はある』の翌日に始まった木村拓哉主演の月9『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)などは、そこまで順位が下がってないですからね。やはり、“若林と山里の半生を実話ベースで描く青春サバイバル”という一般受けしない題材が問題なのでは。視聴率が下がった第3話ではTVer再生数もさらに動きが鈍ってきており、『新・信長公記』の再来どころか、『新・信長公記』を下回る結末まで見えてきました」(同)
もはや日本テレビの日曜ドラマ枠の“ジャニーズドラマ”は鬼門との見方まで出始めている。
「2015年から始まった同枠は、『今日から俺は!!』『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』『あなたの番です』などのヒットを生み、前期の『ブラッシュアップライフ』も大いに話題になりましたが、一方でジャニーズ主演作は、NEWS・加藤シゲアキ主演の『ゼロ 一獲千金ゲーム』を始め、いまひとつな結果に終わるものが多い。特に昨年、『金田一少年の事件簿』『新・信長公記』と連発して外してしまったのは大きかったですね。嵐・櫻井翔と広瀬すずの『ネメシス』も、ドラマ版の視聴率はまだ悪くなかったものの、3月31日に公開された劇場版はまったく振るわず、ドラマ版からの豪華すぎる制作体制と合わせ、このままでは大赤字になるのではとの話も聞こえてきます。日曜ドラマはチャレンジングな作風のものが多いですが、そことジャニーズとの食い合わせが悪いのかもしれませんね。ジャニーズさんの場合、なんだかんだベタなラブストーリーのほうが反響を呼びますから」(同)
一方、日曜の連続ドラマというと、『だが、情熱はある』の放送前に、永瀬廉が出演しているTBS系日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』がある。23日から始まった同ドラマは、初回の世帯視聴率14.7%と、木村拓哉主演の月9どころか、大河ドラマすら上回る好発進を見せた。永瀬は、主人公のひとり・護道心太朗(大泉洋)の甥っ子役・護道泉を演じており、初回はあまり出番がなかったが、「キャストの番手、そしてドラマは『護道家』が物語のひとつの核となりそうなだけに、今後出番は増えそう」(同)だという。
山田涼介(Hey! Say! JUMP)が橋本環奈の相手役を務めているTBS系火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』も、初回の視聴率は7.5%とそこそこだが、「今のところTVerでかなり好調な部類」(同)だとか。今期の“ジャニーズドラマ”はTBSに軍配が上がることになりそうだ。
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