トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 男性局アナが「純烈」新メンバー狙う事情

「純烈」新メンバー目指し…男性局アナが“売り込み”攻勢かける世知辛い事情

「純烈」新メンバー目指し…男性局アナが“売り込み”攻勢かける世知辛い事情の画像
公式サイトより

 年内にメンバーの小田井涼平が卒業することが決まっている4人組歌謡コーラスグループの純烈。小田井の代わりに加入する新メンバーは誰になるのか、注目が集まっている。

 純烈は6月4日、都内でスーパー銭湯LIVE『ユーラン・ルージュ~笑いの源泉かけ流し!~』のPR取材に応じた際、新メンバーについて公募していないのにもかかわらず、「大阪と名古屋のアナウンサーから『是非とも入れて欲しい』と話があった」と明かした。さらに一般人からも自薦他薦を問わず売り込みが殺到しているとし、「10代から70代まで年齢に関係なく挑戦したい気持ちを持っている」と応募者たちの熱意に感謝していたが……。

 在阪テレビ局関係者は「冷やかしでも何でもなく、本当にタレントに“転身”したいのでしょう」と冷ややかな見方をしている。

「在京テレビキー局では、日本テレビ・桝太一アナウンサーなどを筆頭に、アラサー世代の男性アナが次々と退職、第二の人生を選び始めています。理由は2つあって、1つは男性アナの活躍の場が減ってきたからです。昔は報道、スポーツが主戦場でしたが、最近では情報番組を志望する男性アナが増えた。しかし情報番組は競合も多い。加えて、昔と違ってバラエティなどいろんなジャンルの番組を掛け持ちしなければいけなかったり、一芸を持っていないと容赦なく他部署に移動させられるケースが増えたのも、男性アナのモチベーションに影響しています」

 もう1つは男性アナにも「アイドル志向」が強まった点だという。

「ずいぶん前から女性アナウンサーのアイドル化はあり、アナウンサー以前にアイドルを経験している者も増えましたが、男性アナでは稀有な存在だった。ところが男性アナの活躍の場が減ってきたため、仮にアナウンサーとして入社してもキャラ立ちしないと生き残れなくなってきたのです。どこぞの女子アナのように局内でアイドルっぽく売り出してもらえれば問題ないのですが、まだそうした土壌はない上、近年はどこの放送局も専門職であるアナウンサーを減らそうという姿勢が強まっている。しかしアイドルになることができたら、フリーアナウンサーとしての需要も生まれるという皮算用があり、アナウンサーを辞めてでもアイドル路線に挑戦しようという人も増えたのでは」

 大阪のアナウンサーは売り込み方が激しいことから、「なにわ支部」として純烈のメンバーを増やすことも検討しているという。

「一番いいのは各局選抜で“なにわ純烈”のメンバーを募り、各局の番組同士でコラボ企画をすること。予算を削減できる上、老若男女にアピールできるなどメリットも多いですからね」

 純烈をきっかけに令和の男性アナウンサーのアイドル化が進む?

〈関連記事〉
『めざましテレビ』大御所アナが2人も定年、フジが支払う男性アナ“冷遇”の代償
榎並大二郎、国山ハセンら「男性アナの育休取得」続くウラにあるテレビ局の思惑
日テレ、佐藤義朗アナの次はあの女子アナが“左遷”退社? 「局アナ不要論」も…
桝太一アナの退社で見える日テレアナウンサー職のキャリアアップとお金事情
TBS小林アナ炎上、男性アナの「気質」が変わった裏事情

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/06/08 13:00
ページ上部へ戻る

配給映画