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男女の性差関係なし! のんの「さかなクン自叙伝」映画主演が違和感なさすぎるワケ

男女の性差関係なし! のんの「さかなクン自叙伝」映画主演が違和感なさすぎるワケの画像
のん

 この夏、さかなクン初の自叙伝『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!』(講談社)が『さかなのこ』として映画化される。

 主演を務めるのは、2013年にNHK朝ドラ『あまちゃん』で主演を務め、一世を風靡したことで知られる“創作あーちすと”の「のん」。子どものように天真爛漫で、好きなことに一直線、周囲の人間をいつのまにか幸せにする不思議な魅力にあふれた主人公“ミー坊”(さかなクンの当時の愛称)を演じるという。

「本作は、魚が大好きな子どもがたくさんの出会いの中でやがて“さかなクン”になるまでを描いた原作を、沖田修一監督がフィクションを織り交ぜながら大胆にアレンジしているとのこと。のん本人も『心の底からワクワクしました。大興奮、です』『私がさかなクンの役をやれるなんて、これは凄い事件なんじゃないかな?』とコメントを寄せています」(映画ライター)

 のんとさかなクンといえば、これまでも共演はあった。『あまちゃん』では、のん演じる主人公が出演している子ども向け教育番組で本人役のさかなクンと共演。またのん主演の映画『海月姫』のPRイベントにさかなクンが登壇したことも。とはいえ、「のんがさかなクンを演じる」というキャスティングはインパクト大だろう。

 前出の映画ライターは「この配役はまさにハマリ役」と言ってこう続ける。

「のんが学ラン服姿で釣りをしているPR写真を見ましたが、ロングヘアの普通の女のコの姿のままさかなクンを演じているのに、まったく違和感がないんですよね。無邪気を通り越した天衣無縫キャラで、視野が狭くなるほど何かを猛烈に好きになってのめり込む、というあたりがふたりに共通しているからでしょうか。また、2人ともそもそも『性』というものを意識させないのも大きいのでしょう」

 しかし映画がヒットするかどうかは、かなり不安な面もある。のんは前事務所との独立騒動が尾を引き、2016年に能年玲奈から改名。しばらくは活動のメインがファッションや音楽になっていたが、現在は映画や舞台、CMなどへの出演も増えてきている。とはいえ、依然としてドラマやバラエティで見かける姿はほぼないのが実情だ。

「のんは今年に入り、自ら脚本・監督・主演を務めた映画『Ribbon』が公開されましたが、テレビでのPR活動がなかったことで世間的にはまったく話題にならなかった。主なPR場所は昨年9月に立ち上げたYouTubeチャンネルくらいで、こちらも現在のチャンネル登録者数は7万人程度で、かつての朝ドラ女優としては寂しい数字です」(芸能ライター)

 のんとさかなクン、ともに海が似合う2人だが、“じぇじぇじぇ”“ぎょぎょぎょ”な興行収入であっても、100%のポジティブシンキングが発動し、まったく気にしなさそうだ。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2022/03/21 18:00
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