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清原果耶『ファイトソング』で“痛快キャラ”開拓? 告白への“激塩対応”に反響

清原果耶『ファイトソング』で“痛快キャラ”開拓? 告白への“激塩対応”に反響の画像
ドラマ公式サイトより

 1月18日に放送されたTBS系火曜ドラマ『ファイトソング』の第2話は、まるでどん底から天国へと駆け上がっていくかのようなストーリー展開だった。その中心にいたのは、ヒロインである木皿花枝(清原果耶)。その飾らない言葉の数々は、視聴者の心にズバズバと刺さっている。

 間宮祥太朗演じるミュージシャン・芦田春樹が、花枝に「付き合ってほしい」と告白するシーンで終えた第1話。空手の日本代表を目指していた花枝にとって芦田は、試合前に必ず聞いていた“勝負曲”の作者。その芦田からの突然の告白に対し、視聴者が心待ちにしていた花枝の答えは、空手の攻撃さながらの強烈な連撃だった。「いらないです。付き合わないか?とかそういうの……いらないです。そう言えば女の子が喜ぶんじゃないかとか思ってんなら、マジでいらないです」「救ってもらってた曲の作者と偶然会うことができて、ありえないくらい、すごく感動だったわけですよ。なのに……何ですか、『付き合わないか?』って。軽っ。『何だそれ?』って感じです。台無し」「あれか、女の子に歌ってあげて、女の子が感動して泣いちゃったりしたら落とすの簡単みたいな、そういう人なわけですか?」。まさに痛快と言えるほどのバッサリ具合である。

 芦田が突然告白したのは、所属事務所のマネージャーである伊達弓子(栗山千明)が、鳴かず飛ばずの芦田の再起を願って放った言葉がきっかけだ。「分かんないでしょ? 人を好きで好きでたまらない気持ちとかさ。本気でさ、誰かと付き合ってみるとかしてみたら?」。芦田も現状を打破しようと思い切って行動したわけだが、告白した相手は初対面の花枝。そこに愛はない。それを察した花枝からすれば怒るわけだが、あそこまで速射砲のように言葉を浴びせられた芦田の立場になると、さすがに可哀そうにも思えてくるのは筆者だけだろうか。

 花枝の“激塩対応”にSNS上では「その告白いらない~と思ってたら超絶バッサリ切り捨ててくれる花枝ちゃんwww」「花枝ちゃん、しっかりしてて良かったw 急に告白してくるバンドマンに流されるような女の子ではなかった!」と好意的にとらえる声が多い。朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の主演により、ほがらかなイメージが定着しつつあった清原だけに、花枝の痛快なキャラクターのインパクトは大きい。

 もっとも、“激塩対応”の直後、芦田のマンションを出た花枝はニヤニヤ。その後も芦田からの告白を思い返すなどまんざらでもない様子だったが、芦田はお問い合わせページに真摯な謝罪の言葉を綴り、ヒット曲が書けなくなったことに悩んでいたことなどを打ち明け、これを見た花枝の心が動く。そして後半では急展開、花枝から2カ月だけの期間限定での交際を申し込まれた芦田。見事カップル成立となり、初々しく楽しい“ゴールデンタイム”が始まったわけだが、その裏では花枝は耳が聞こえなくなる可能性に直面しており……。

 第1話、第2話ともに急展開があっただけに、花枝と芦田の交際がこのまま順調にいくとは思えないが、果たしてどうなるのか、2人の幸せを願いつつ、第3話の顛末を見たいところだ。

■番組情報
火曜ドラマ『ファイトソング』
TBS系毎週火曜22時00分~
出演:清原果耶、間宮祥太朗、菊池風磨、東啓介、藤原さくら、若林時英、窪塚愛流、莉子、栗山千明、橋本じゅん、戸次重幸、稲森いずみ ほか
主題歌:Perfume「Flow」(UNIVERSAL MUSIC)
音楽:大間々昂
脚本:岡田惠和
プロデューサー:武田梓、岩崎愛奈
演出:岡本伸吾、石井康晴、村尾嘉昭
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:tbs.co.jp/fight_song_tbs2022

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2022/01/25 12:00
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