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朝ドラ女優・清原果耶、民放初主演『ファイトソング』で見せる“動”の演技に注目

朝ドラ女優・清原果耶、民放初主演『ファイトソング』で見せる“動”の演技に注目の画像
ドラマ公式サイトより

 清原果耶(かや)の民放ドラマ初主演となる新ドラマ『ファイトソング』(TBS系)の第1話が、1月11日よる10時に放送される。清原といえば、ヒロインを務めた昨年の『おかえりモネ』(NHK)での演技が評価され、いまや最注目女優へと躍進。そんな注目株が主演を務めるだけでもインパクト十分だが、清原が演じる役柄の設定も話題を集めている。

 清原が演じるのは、空手の日本代表を目指す主人公・木皿花枝。スポーツ根性を持ち合わせた明るい性格で、作中ではさまざまな逆境を跳ね飛ばしていくキャラクターだ。“空手”に“スポーツ根性”、そして“明るい”と、これらの要素からも、清原の従来のイメージ像とかけ離れてた役柄であることが分かる。演じる清原自身、「今まで演じたことのない役柄の女の子との出会いでこれからとても楽しみですし、新しい一面を見せられたらいいなと思っています」とコメントしており、空手についても「空手に初挑戦できたことがうれしく、練習を頑張っていますので、空手シーンもぜひ見ていただきたいです」と意欲をのぞかせている。

 『おかえりモネ』では、気象予報士として活躍する一方で、震災の被災地である故郷に思いを寄せるヒロインを演じ、複雑な心情が言葉を介さずとも伝わるその表現力に称賛が集まった清原。『ファイトソング』では、朝ドラとは対極的な、躍動感のある“動”の演技が見られるに違いない。

 『ファイトソング』が放送されるTBSの火曜よる10時枠といえば、ここのところ朝ドラ女優の新境地を見せる場となっている。2021年7月期のラブコメディ『プロミス・シンデレラ』では、『エール』(2020年度前期)でヒロインを演じた二階堂ふみが「無一文、無職、宿無し」という人生崖っぷちのバツイチアラサー女子を好演。2019年10月期放送の『G線上のあなたと私』は、寿退社間近に婚約破棄され、仕事も結婚も失った人生のどん底女性を『あさが来た』(2015年度後期)の波留が演じた。朝ドラヒロインの代名詞である“爽やか”“天真爛漫”とかけ離れた“現代版悲劇のヒロイン”だからこそ、視聴者はそのギャップに惹きつけられてしまうのだろう。

 清原演じる花枝も、空手の日本代表をめざしていたが、突如としてその夢を絶たれてしまったという“悲劇のヒロイン”設定だ。そこから明るいキャラクターとスポーツ根性でいかにして一発逆転を果たすのか。そして間宮祥太朗や菊池風磨(Sexy Zone)らが演じる登場人物の人生にどのような影響を与えていくのか。見どころ盛りだくさんではあるが、まずは清原がクランクイン前から綿密に練習を重ねてきた“動”の演技に注目しよう。

■番組情報
火曜ドラマ『ファイトソング』
TBS系毎週火曜22時00分~
出演:清原果耶、間宮祥太朗、菊池風磨、東啓介、藤原さくら、若林時英、窪塚愛流、莉子、栗山千明、橋本じゅん、戸次重幸、稲森いずみ ほか
主題歌:Perfume「Flow」(UNIVERSAL MUSIC)
音楽:大間々昂
脚本:岡田惠和
プロデューサー:武田梓、岩崎愛奈
演出:岡本伸吾、石井康晴、村尾嘉昭
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:tbs.co.jp/fight_song_tbs2022

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2022/01/11 12:00
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