『真犯人フラグ』柄本時生が演じるウザいYouTuberに絶賛の声 現実世界と連動した“仕掛け”も好評
#真犯人フラグ #柄本時生
その独特で絶妙な存在感が、このドラマを動かす核となっている。
11月7日に第4話が放送される日本テレビ系連続ドラマ『真犯人フラグ』。主演の西島秀俊をはじめ、実力派俳優たちが数多く出演するこのドラマのなかで、強烈な存在感で物語にリアリティを持たせ、話を動かしている役者がいる。それは作中で、重要な鍵を握るYouTuber「ぷろびん」の役を演じている柄本時生だ。
平凡なサラリーマン相良凌介(西島)の妻子がなぜか突然失踪したことから始まるこのミステリードラマ。冴えない雑食系ユーチューバーだったぷろびんは、自身の「ぷろびんチャンネル」に、世間から注目され当初は同情を集めていた凌介が実は失踪事件の犯人だと訴える動画を投稿、これが一気にバズり、凌介に対する世間の印象を一晩で“悲劇の夫”から“疑惑の夫”へと大きく変えてしまった。これに味をしめたぷろびんは、次々と凌介が疑わしいとする情報を並べたて、独自の考察を展開して凌介を追い詰めていく。
この柄本の演技が実に憎々しいほどに巧いのだ。その絶妙なうっとうしさに、視聴者から「柄本時生がウマすぎて、ウザすぎて困る」「柄本時生、マジで腹立つな…」「柄本時生くんのYouTuber役イラつくわw」などの声が毎回多数上がるほど。中には「柄本時生さんがほんっとに腹立たしくて、鬱陶しくてムカムカしてもう最高」という声も。『真犯人フラグ』において、ぷろびんは重要な役割を担っている。ぷろびんが情報を発信すると、世間は興味を駆り立てられ扇動されるかのように、SNS上にさまざまな憶測が飛び交い盛り上がる。ここではSNSの声=日本全国の世間の声だ。言わばぷろびんは、このSNS時代の象徴的存在ともいえるだろう。
ぷろびんを鬱陶しく感じるほどに、世間の声の無責任さや、姿を見せずに人を追い詰めるSNSの怖さがリアルに際立っていく。だからこそ、“うざキモい”役を演じたら右に出るものがいないほどに強烈な存在感を発する柄本にはまさにうってつけだ。この役は柄本だからこそ成り立っている、そんな気すらする。
柄本時生といえば、父は柄本明、母は角替和枝、兄は柄本佑と、言わずと知れた俳優ファミリーの一員。そんな実力派俳優ファミリーのなかでも、ひときわ個性的な魅力で数々の作品に出演し、名バイプレイヤーとして大活躍している。現在公開中の映画『CUBE 一度入ったら、最後』でも、わずかな出演時間ながら緊迫した冒頭のシーンで大きな存在感を示し話題を呼んでいる、注目度の高い俳優だ。
ちなみに、「ぷろびんチャンネル」は現実のYouTubeにも実在し、視聴することが可能だ。ドラマ放送後にドラマ内で配信された動画が実際に投稿されていて、チャンネル登録することも、コメントすることも可能で、現実世界ともリンクしている。登録者数は2.5万人を超えており、これまで投稿されている動画は5本。中には視聴回数11万を超えるものもある。10月24日に放送された第3話の放送では、DISH//が出演した「THE FIRST TAKE」を真似たパロディ動画が話題となったが、公式Twitterによれば、今後もさまざまなパロディ動画が登場するようだ。ミステリードラマ『真犯人フラグ』を存分に楽しむには、ドラマだけでなく「ぷろびんチャンネル」のチェックも忘れてはならない。
第4話でもぷろびんは衝撃発言で凌介を追い込むという。今回も“ウザすぎる”柄本を堪能できそうだ。
■番組情報
日曜ドラマ『真犯人フラグ』
日本テレビ系毎週土曜22時30分~
出演:西島秀俊、芳根京子、佐野勇斗、桜井ユキ、生駒里奈、柄本時生、柿澤勇人、長田成哉、坂東龍汰、迫田孝也、田中哲司、宮沢りえ ほか
主題歌:Novelbright「seeker」(UNIVERSAL SIGMA / ZEST)
音楽:林ゆうき、橘麻実
企画・原案:秋元康
脚本:高野水登
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデューサー:鈴間広枝、松山雅則(トータルメディアコミュニケーション)
演出:佐久間紀佳、中島悟(AX-ON)、小室直子
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
製作著作:日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/shinhannin-flag/
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