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globe復活も視野!? 小室哲哉「完全復帰」とTM NETWORK再始動の背景

globe“復活”も視野!? 小室哲哉「完全復帰」&TM NETWORK再始動を発表した背景の画像
小室哲哉

 1日、TM NETWORKが6年ぶりに再始動することが発表され、合わせて、音楽プロデューサーの小室哲哉が引退を撤回し、「完全復帰」を表明した。

 TM NETWORKは、今月から隔月で3回連続で配信されるオリジナルライブ映像作品『How Do You Crash It?』で再始動。これは無観客で事前に収録されたもので、6年ぶりの新曲「How Crash?」も披露。テーマは「Everyone makes mistakes, How do you crash it?(誰もが間違いを犯す、どうやってそれを壊していく?)」だという。

 2018年1月に芸能界引退を発表した小室は、「改めて、お騒がせし、ご心配やご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。今しばらく音楽をやらせてください。働かせてください」「体力は以前より後退しましたが、なにより音楽を創るアイデアとエネルギーは確実に進化していると感じています」とのコメントを発表しており、アーティストとして「完全復帰宣言」を果たした。

 「このタイミングでの再始動は間違いなく、『Get Wild』の人気再燃に後押しされたものでしょう」と音楽関係者は語る。

 TM NETWORKといえば、代表曲のひとつ「Get Wild」が昨年から再注目されている。アニメ版『シティハンター』のエンディングにならって職場から退勤する際にこの曲を聴く、という「Get Wild退勤」が昨年ネット上でバズを巻き起こし、今夏も、東京オリンピックで金メダルを獲得した柔道・阿部詩選手らが同曲を聴いていると明かすなどして話題になった。

 しかし、小室の復帰は「既定路線」でもあったという。

「引退を表明した2018年はTMの結成35周年、翌年はデビュー35周年というタイミングで、本来ならここで再始動させる予定だった。記者会見の一週間後には、TMの3人で話し合いが行われたともいいます。

 そもそも引退については、2018年に不倫疑惑を釈明するための記者会見の中で、“騒動へのお詫びとけじめ”として突然宣言されたもの。騒動に相当うんざりし、活動意欲をなくしてしまったからですが、しかし経済的には厳しく、周囲からの説得もあって昨年、乃木坂46と浜崎あゆみへの楽曲提供という形で音楽活動を本格的に再開。ラジオ出演なども増え始め、『Get Wild』が話題になった昨年の末にはTMの3人によるラジオの特別番組が放送されましたが、この時点ですでに、2021年の再始動に向けて動き出していたようです」(芸能記者)

 当時の妻・KEIKOとの離婚調停も泥沼化していたが、今年2月に無事に成立。このことも、「お詫びとけじめ」のための引退を撤回する理由となったのだろう。

 一方、今回のTM NETWORKの再始動、そして小室の「完全復帰」によって、ネット上では小室、KEIKO、マーク・パンサーによるユニットであるglobeの復活を期待する声も多く上がっている。

「水面下ではデビュー30周年にあたる2025年での復活に向けて話し合いをしているという噂はあるようですよ。小室が離婚発表後に『女性自身』(光文社)に直撃された際、『globeを含めて、いろんなことで音楽のお手伝い』をしたいとKEIKOへのメッセージを話していたのも、復活が検討されているからでしょう。

 2011年にくも膜下出血で倒れたKEIKOのほうもボイストレーニングを始めており、『もう一度、どんな形であれ歌いたい』と意気込んでいる。デビュー日である8月9日には、去年・今年と続けて『feel like danceを口ずさんじゃいます』とツイートしていますし、マーク・パンサーにも『一緒に歌おうよ』と声をかけたそうですから、復帰するならglobeとして、と考えているはず」(同上)

 多くのファンは、小室の私生活にまつわる騒動に辟易しながらも、彼の音楽的才能を愛し、復帰とTM NETWORKの再始動を歓迎している。「小室哲哉-完全復帰宣言-」と題した今回の発表で、小室は「いろいろな過ちがあっても、まだやれると背中を押してくれる友がいる。待っていてくれるファンがいる。これからの自分に残された時間にできること全てで、音楽で少しでも光を灯せたら。と、このコロナ禍に沢山の事を考え奮起致しました」とコメントしていたが、globe復活を待ちわびるファンの声にも応えることを期待したい。

宇原翼(ライター)

雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。

うはらつばさ

最終更新:2021/10/02 06:00
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