「竹内涼真が主演」よりも…『梨泰院クラス』の日本リメイク報道に「やめて!」と韓ドラファン猛反発
#竹内涼真 #梨泰院クラス
大ヒットした韓国ドラマ『梨泰院クラス』が日本でリメイクされ、その主演に竹内涼真が内定したと報じられた。これに韓国ドラマファンから「やめて!」の大合唱が発生し、SNSなどで悲鳴が飛び交う事態となっている。
Netflixオリジナルシリーズとして世界配信されている『梨泰院クラス』は、パク・ソジュン演じる主人公が父の仇ともいえる大手外食グループ企業に復讐するため、国際色豊かなソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)で小さな居酒屋を開き、仲間たちと共に飲食業界で成り上がっていくというストーリー。昨年12月にNetflixが発表した「日本で最も話題になった作品TOP10」で、同じ韓国ドラマの『愛の不時着』に次いで2位になるなど日本でも大ヒットした。
日本版リメイクについては今月6日付の「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)が報じており、記事によるとリメイク版のタイトルは『六本木クラス』。東京・六本木に舞台を変え、テレビ朝日系列で来年夏に放送する予定だという。さらに、記事では竹内が主演を務めることが内定したと伝えられた。
8月に動画配信の横断検索サービス「1Screen」が発表した「日本でリメイクしてほしい韓国ドラマは?」というアンケート調査では、『梨泰院クラス』が2位に選出されており、ファンが待ち望んでいたリメイク報道のはずだった。
ところが、SNSなどでは「安直に韓ドラのリメイク作ろうとするのやめて!」「涼真くんは好きだけど梨泰院だけはダメ」「六本木クラスってタイトルだけでキツイ……」「なんで六本木クラスなんてダサい題名になるんだよ」といった嘆きの声が続出。韓国ドラマファンを中心に猛烈な反発が起きている。
「『梨泰院クラス』の原作は同名のウェブコミックで、カカオジャパンが運営する日本の漫画配信サービス・ピッコマで、『六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~』という題名でローカライズされたものが配信されました。この日本版は2017年12月から配信開始と、ドラマ版がまだ世に出る前だったため、多くの日本人にとって梨泰院という地名はなじみがないということで、タイトルと舞台を変更したそうです。今回のリメイクドラマはこの日本版マンガが原作となるようですね。しかし、ドラマ版が日本でもヒットした今となっては『六本木クラス』というタイトルに大きな違和感がある。それが余計に韓国ドラマファンからの反発を強めているのでしょう」(ドラマウォッチャー)
ここ数年は日本での韓国ドラマのリメイクが急増しており、その背景には「リメイク権が値下がりした」「脚本を日本向けに直すだけでいいので制作費が節約できる」などといった裏事情があると指摘されている。だが、そうして生み出された数々のリメイク作品は必ずしも成功しているとは言い難いようだ。
「最近のドラマだけとってみても、2020年の『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)や今年1月期の『知ってるワイフ』(フジテレビ系)、現在放送中の『彼女はキレイだった』(同)、同じく現在第2シリーズが放送されている『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ系)など、韓国の映画やドラマをリメイクした作品が多くあります。しかし、視聴率も視聴者からの評価も芳しくない作品が目立っている。日本のドラマ制作費が低下傾向にあるため、韓国のオリジナル版が優れていればいるほどリメイク版のアラが目立ってしまうことが大きな要因のひとつでしょう。結果、韓国ドラマファンは日本版リメイクの内容に期待しなくなり、オリジナル版を汚すような残念な仕上がりになることを警戒する声だけが強まるという状況になっているようです。
また、放送中の『彼女はキレイだった』は視聴率的に苦戦していますが、オリジナル版は『梨泰院クラス』と同じパク・ソジュンの主演作なので、『六本木クラス』の未来を暗示しているのではと見る向きもあるようです」(前出)
『六本木クラス』は、恋愛スキャンダルによって女性人気が低下したといわれる竹内の主演が内定したというのも大きな不安要素だと思われるが、それ以上にリメイクそのものへの強い拒絶反応がネット上で炸裂している状況。完成度の高いオリジナル版を愛しているドラマファンたちを納得させるようなリメイク版を作り上げるのは至難の業かもしれない。
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