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ジャニーズと日テレのwin-win!? 「ジャにのちゃんねる」の『24時間テレビ』抜擢

ジャニーズと日テレのwin-win!? 「ジャにのちゃんねる」の『24時間テレビ』抜擢の画像
番組公式サイトより

 嵐の二宮和也が昨年4月に開設し、わずか1年ほどで登録者数320万人以上に到達したYouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』。そのメンバーである二宮、中丸雄一(KAT-TUN)、山田涼介(Hey! Say! JUMP)、菊池風磨(Sexy Zone)の4人が、日本テレビ毎夏恒例の大型チャリティ番組『24時間テレビ』でメインパーソナリティを務めることが4月23日に発表された。

「今や、『ジャにのちゃんねる』の人気と影響力は絶大。ジャニーズとしてはもっとも押したい“ユニット”であり、日テレにとっても視聴率を獲得するためにこれ以上ない存在であることから、大役に抜擢されることになったようだ」(テレビ局関係者)

 今後、同チャンネルでも週に1度ペースで『24時間テレビ』に関連するメンバーの裏側などを配信するという。二宮は「24時間テレビ中に動画を上げることあるかも」と、新たな試みへの挑戦にも意欲を見せた。

「例年のように日テレで番宣しても、それほど効果はないだろう。今年はおそらく、YouTubeを中心に番宣が行われることになるのでは。局内や視聴者の評判などによっては。来年もメインパーソナリティに起用されるかもしれない」(芸能記者)

 『24時間テレビ』といえば、メインパーソナリティの座はすっかりジャニーズタレントの”指定席”となっている一方、なかなか視聴率は安定しない。

 2014年まではジャニーズのいずれかのグループが単独で務めることが多かった『24時間テレビ』のメインパーソナリティだが、2017年は櫻井翔(嵐)、亀梨和也(KAT-TUN)、小山慶一郎(NEWS)と初めてグループの垣根を超えて集められた3人で務めることになり、平均世帯視聴率は18.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録。NEWSが担当した前年の15.4%より3ポイント以上もアップした。

 しかしそこから視聴率は下降を辿る一方。2020年は3年ぶりにグループの枠を超えた面々が集められ、井ノ原快彦(V6)、増田貴久(NEWS)、北山宏光(Kis-My-Ft2)、重岡大毅(ジャニーズWEST)、岸優太(King & Prince)の5人で担当したが、15.5%に留まり、嵐が担当した前年の16.5%よりダウン。さらに、翌2021年はKing & Princeが初の大役を務めたが、12.0%まで落ち込んでしまった。

「グループの枠を超えて集めただけではもう新鮮さが特にないことは2020年で明らかになったが、『ジャにのちゃんねる』の面々は、もともと二宮と仲が良かった後輩が集められたという経緯もあり、関係性が出来上がっている。加えて、この4人がどういうふうにメインパーソナリティを務めるかということも注目されるだろうから、今年は視聴率アップは確実では。おまけに、『24時間テレビ』との連動企画によりチャンネルの登録者も増えそうで、結果、ジャニーズの収益も増える。つまり、ジャニーズと日テレはwin-winとなりそうだ」(前出・芸能記者) 

 生放送中もジャニーズ自らYouTubeやSNSを使った仕掛けが行われれば、これまでになく盛り上がる『24時間テレビ』となるのかも?

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/05/11 06:00
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