阪神、V決定試合で岡田監督vs高津監督「遺恨マッチ」勃発か
#プロ野球 #阪神タイガース #ヤクルトスワローズ
阪神タイガースは9月3日、東京ヤクルトスワローズ戦で同一カード3連勝。悲願の優勝マジックは15に減ったのはいいが、このままでV決定試合が“遺恨マッチ”となりかねない不穏な空気が流れている。
「んえ!? 情けないのう。2年連続で優勝したチームやないの」
試合が終わり、レフト外野ポール脇にある退場口に向かって歩く岡田彰布監督は、口をとがらせながらブチブチとヤクルトに文句を並べた。大量7点リードの9回、先頭打者で立った近本光司に左投手の山本大貴がいきなり内角をズドン。右脇腹付近に当たると近本はそのまま左打席でうずくまり、すぐさま代走が送られた。
近本は4日の精密検査で打撲と診断されたとのことで、岡田監督は同日「打撲やって。よかったよ」と安堵。出場選手登録の抹消をしないことを明言した。だが、8月にも正捕手の梅野隆太郎がヤクルト投手陣から死球を受け、尺骨骨折により戦線離脱となっただけに、岡田監督の怒りは収まらない。
岡田監督はヤクルトからの相次ぐ死球に「そういうチームなんやろ!」としかめっ面で語り、「呆れるよなあ、おーん。高津は試合後ベンチにおらんかったよなあ」と何度もヤクルト勢が座る一塁ベンチに鋭い眼光を送りながら、指揮する高津臣吾監督に対して激怒した。
岡田監督は今シーズン、審判団とグラウンド内で揉め、報道陣に会見拒否で八つ当たりするなどしたことはあったが、相手チームに対して矛先が向いたことはなかった。
球団OBは、こう完全擁護する。
「自分とこの大事な選手に何回も死球を与えてたら、そらもう『投げるのやめてまえよ!』と岡田監督なら言うでしょうね。高津監督には『最低限一軍で投げられるレベルの投手を持ってこいよ』と言いたいのでしょう。それほど今年のヤクルト中継ぎ投手陣はお粗末すぎる。一番実害が出てるのが阪神だから、岡田監督が怒るのも無理はない」
歓喜の瞬間まで残りわずかとなったが、9月23日・24日には神宮で再びヤクルト対阪神の2連戦が待っている。
「ここでまた死球を与えたら、今度こそ岡田監督はヤクルトベンチに乗り込んで高津監督と一戦を交えることになるでしょうね。ヤクルト側は、高津監督が温厚なキャラクターのイメージで通っているため、実は短気な“素”が出て岡田監督と乱闘騒ぎを起こされるのをもっとも嫌っている。しかし例えマジック2以下の優勝決定試合でも、岡田監督なら『そんなん関係ないやんか』と突撃するでしょう」(前出・球団OB)
2021年7月のヤクルト戦では、村上宗隆が阪神側のコースを伝達する違反行為をした疑惑を審判に訴えると、矢野燿大前監督が「やるわけないやろ。ボケ!」と激怒したことをきっかけに、審判団を挟んで矢野前監督と高津監督の怒鳴り合いに発展。BS放送の中継で一部始終が流れ、観客のスマートフォンの動画撮影でより鮮明なやり取りが次々とSNSでアップされたことで大きな波紋を呼んだが、今度ばかりは白黒出るまで遺恨マッチは継続されそうだ。
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