みちょぱ、辛口ご意見番に? 岸田首相長男を「バカ息子」とバッサリで反響
#みちょぱ
モデルでタレントの「みちょぱ」こと池田美優が5月30日、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)にコメンテーターとして初出演。その舌鋒の鋭さから、早くも辛口ご意見番の素質アリと注目されているようだ。
この日の番組では、岸田文雄首相の長男・翔太郎氏が昨年末に首相公邸内で親族たちと忘年会を開き、赤じゅうたんが敷かれた階段で“組閣ごっこ写真”を撮るなどの不適切な行為をしていた問題が取り上げられた。当初、岸田首相は翔太郎氏に「厳重に注意した」として翔太郎氏の首相秘書官続投を示唆していたが、政権支持率への影響を危惧してか、急転直下で6月1日付での事実上の更迭が決まった。
司会の宮根誠司から「素直にどう思う?」とこの件について感想を求められたみちょぱは、「悪ふざけが過ぎてるなって」とバッサリ。「“すみか”(※翔太朗氏は岸田総理と共に公邸で生活)とは言ってましたけど、やはり海外の方が来られたりして大事な場所ではあるので、誰もが怒るのは分かります」とし、批判は当然であるとコメント。さらに、「報道で事実を知った」とする岸田首相に対しても、「もちろん報道で知ったというのはあると思うけど、どこまで把握していたのか?」と疑問を呈した。
その一方、親族たちが集まって公邸で食事をしている写真が流出したことについては「ご飯食べたりするのはセーフ」と理解を示したが、続けて「お父さんである岸田総理が『さすがにここまでするか?』と思ってもないことをしていた可能性があるし、息子さんがやっぱりバカ息子だったのか」と翔太朗氏に強烈パンチ。「バカ息子」というワードに対し、宮根は「思い切り言ったな、いま」とニヤリとした表情を見せた。
これに対し、SNS上では「ほかのコメンテーターが言えないことをハッキリ言ってくれて気持ちがいい」「視聴者が思ってることを代弁してくれた」「みちょぱの発言、スカッとして好感度めちゃ上がった」などと好意的なコメントが続出。過激な表現だったので反発も想定されたが、否定的な意見はほとんど見当たらない状況だ。
各局の情報番組で翔太郎氏の問題が取り上げられているが、大半のキャスターやコメンテーターは、相手が「首相の息子」ということもあってか、言葉を選んで論じている。どこかもどかしい印象があった中で、みちょぱが視聴者感覚そのままにバッサリ切り捨てたことで、多くの人が快哉を叫んだのではと推察される。
また、番組では英国のヘンリー王子とメーガン妃に離婚危機報道が噴出しているという話題も扱ったが、みちょぱは「こんなにうまいこと不仲説が出るのって、私たち踊らされているんじゃないかなって。そういう作戦なんじゃないかって。そうやって出しといて、裏ではめちゃくちゃ仲いいとか」と冷静にコメント。こちらも「話題づくりでは」とみんなうっすら思っていたことを見事に指摘しており、宮根は「このコーナー終わるぞ、俺たちが踊らされてるんやったら」と動揺し、この話題を伝えたデーブ・スペクターも「一番言ってほしくないこと」と苦笑した。
みちょぱは『スッキリ』(現在は終了)やTBS系『サンデー・ジャポン』でコメンテーターを務めたことはあるが、どちらもバラエティ寄りなので違和感がなかった。『ミヤネ屋』は直球のワイドショーで深刻な問題を取り扱うため、みちょぱが適応できるかは未知数だったが、初回から想定外の適性の高さを見せつけたといえそうだ。
「視聴者と同じ目線でハッキリ言ってくれる」というイメージが強まれば、辛口コメンテーターとしての地位を確立することもできそうな気配。そうなると炎上のリスクも抱えることになるが、芸能界での立ち回りを見ても分かるように彼女はバランス感覚が抜群のため、今回のように「過激な言葉を使っても批判がほぼ起きない」という唯一無二の存在になれるかもしれない。かつては“辛口ご意見番”の存在をワイドショーがありがたがる時代があったが、みちょぱは今後そのような存在になっていくかもしれない。
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