西武・山川穂高、強制性交罪で「書類送検」へ…不起訴でも選手生命は危うい?
#西武ライオンズ #山川穂高
西武ライオンズに激震が走った。昨年のパ・リーグ本塁打王となった山川穂高について、警視庁は5月23日朝、東京都内のホテルで女性にわいせつな行為をした疑いで書類送検したことがわかった。
山川は昨年11月、東京・港区のホテルで、知人女性(当時20代)に対してわいせつな行為をした強制性交等の疑いがもたれている。この一件については「文春オンライン」(文藝春秋社)が5月11日、〈“WBC侍ジャパン”西武・山川穂高(31)が“強制わいせつ致傷容疑”で事情聴取〉として報道。山川は、「文春オンライン」取材班の直撃に「詳しいことは弁護士に任せており今は話せない」としながらも20分ほどにわたり弁解をしたそうで、「無理矢理したっていうのは確実に否定しています」「多少なりけがをさせてしまったことは申し訳ない、という思いです。ただ無理矢理したということが論点であるならば、絶対にそうではない」「無理矢理するほど、なんていうんですか、いかれてないというか(笑)」と、時折笑みを浮かべながら「強制わいせつ」ではないことを主張。「僕としてはもちろん不起訴になる事案であろうと思っている」と豪語していたという。
だが報道の翌日12日には球団が山川の1軍登録抹消を決断。以降は試合に出場していない。そして警視庁は23日、書類送検に踏み切った。山川は警視庁の任意の聴取に対し「合意の上だった」と説明しているという。
今回の騒動について、全国紙社会部デスクは「山川は墓穴を掘った」と推察する。
「山川サイドには弁護士がついているため、まず先方と示談で済ませられるかの交渉を行います。ところが『文春オンライン』に対し山川は内情の一部を話してしまい、しかもあろうことか笑いながら『無理やりではない』と否定したという。試合に出た11日にも、追いすがる報道陣に対応をしてしまった。そうした内容が世の中に出てしまったことで、世間の処罰感情が高まってしまっている。一般的にこうした事案は沈黙したり、コメントしないのが鉄則。ところが山川は対応してしまったがために、自身の立場を悪くしてしまったといえる」
送検にあたり、警察側は起訴するかしないかの意見を付すが、今回、起訴を求める場合の「厳重処分」ではなく検察側に判断を託す「相当処分」の意見をつけたとされている。だからといって、山川が起訴を免れる保証はないが……。
「あくまで警察の“意見”を記しただけで実際に判断を下すのは検察側。意見は参考にするとはいえ、これに縛られるものではない。ただ、すでに山川が登録抹消を受けたり、一連の報道によってすでにダメージを受けていることを考えると、一定の社会的制裁を受けたとみなされ、起訴が見送られる可能性もある。また、被害者は強制わいせつ致傷で被害届を出したものの、送検罪名は強制性交罪となっており、『致傷』の部分に疑義があった可能性もある。『文春オンライン』の後追い報道によれば被害者との和解はまだ成立していないとのことだが、起訴前に示談が成立する可能性もまだありそう」(同)
とはいえ、山川が所属する球団親会社、西武ホールディングスは他球団と比べてもコンプライアンス順守に厳しいことで知られている。
「一時は上場廃止の憂き目に遭いながら経営再建にこぎつけた経緯もありますし、後藤高志オーナーはみずほ銀行副頭取出身というのも大きい。山川は妻子持ちでもあり、そのうえでけがを負わせるようなトラブルを別の女性と起こしてしまったわけで、スキャンダルをとにかく嫌う球団ですから、今回の騒動は山川の選手生命にも直結するでしょう」(プロ野球番記者 )
山川の処分は司法の場で裁かれるのか、それとも……。
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