吉本の“会長人事”との関係は? 宮迫博之「アメトーークは解禁」もテレビ本格復帰が難しいワケ
#宮迫博之
吉本興業の大崎洋会長が「大阪・関西万博催事検討会議」の共同座長に就任することを受けて、4月27日付ですでに代表を退任しており、さらに6月29日をもって同社を退社することが発表された。
大崎氏といえば「ダウンタウンの育ての親」として知られ、同社の近代化に貢献する一方、独裁体制を築いた人物としても有名だ。それだけに今回の退社によって、所属タレントやその周辺へのさまざまな影響を予想する声も出ている。
スポーツ紙の芸能担当デスクは語る。
「大崎さんを“兄貴”と慕っているダウンタウンの松本人志さんは、かねてから近い将来における芸能界引退を口にしていますからね。何より、2019年に“闇営業騒動”が起こった際に松本さんは『ワイドナショー』(フジテレビ系)で『大崎さんがいなくなったら僕は(吉本を)辞めます』と公言していたほどですから、ダウンタウンへの影響が注目されています。また、大崎さんは島田紳助さんの芸能界復帰を水面下で後押ししているなんて話もありました」
こうしたなか、今月18日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『アメトーーク!』に、これまで編集でカットされていた元雨上がり決死隊・宮迫博之の姿が映っていたことが注目を集めている。
この日の放送回は「バック・トゥ・ザ・家電芸人」というテーマで、約15年前から続く人気企画「家電芸人」の歴史をVTRとともに振り返るという内容。その過去のVTRで、「闇営業問題」を機に吉本を退社した宮迫の姿がノーカットで放送されたのだ。
大崎氏と宮迫といえば、2021年には大崎氏が週刊誌の直撃を受けた際、宮迫が自身を「吉本に戻りたい芸人」とYouTubeで紹介していたことについて聞かれると、「(吉本に)もう戻らんでええと思うで」「いちいちYouTubeでネタにすんなって話や。辞めてまで吉本のことネタにすんなよって」と突き放すような発言をしたことも話題に。また、昨年末には千原せいじが自身のYouTubeの企画で宮迫を吉本本社に連れていくというドッキリを仕掛け、宮迫は吉本興業へのメッセージの中で「会長、本当にすみませんでした」と大崎氏に向けて謝罪していた。
こうしたことから、今回の『アメトーーク!』で宮迫の映像が問題なく使用されたことについて、「吉本の会長の退社となんか関係あるのかな?」「大崎会長が退社を発表したタイミングだけに意味深だな」といった憶測の声が上がることに。
中には宮迫のテレビ復帰を期待する見方も出ているようだが……。
「宮迫と共に闇営業騒動の中心にいたロンドンブーツ1号2号・田村亮さんに関しては、相方の田村淳さんの骨折りもあって吉本とは和解が済んでおり、それはテレビ番組でも吉本芸人と普通に共演していることからも分かるとおりです。その一方、宮迫さんについては大崎会長の許しが出ておらず、いまだにテレビ出演のハードルが極めて高いというのは事実です。闇営業騒動の後には、宮迫さんを徹底的に潰そうと外部の近しい人間を使ってスキャンダル探しまでしていたくらいですからね。とはいえ、その大崎会長が退社するからといって宮迫さんのテレビでの活躍が以前のように見られるかというと極めて疑問です」(吉本興業関係者)
その背景には、退社後も変わらぬ大崎氏の同社に対する影響力があるという。
「以前から表向き実務面のトップは社長である岡本昭彦さんとなってはいますが、会社の大きな決定に関してはずっと会長の大崎さんのゴーサインが不可欠でしたし、“院政”を敷いているといっても過言ではない状況でしたからね。今回、会長職を退任して会社を離れるといっても大阪・関西万博の要職に就くわけですし、今後も大崎さんの吉本への影響力が衰えるとは到底思えません。当然、宮迫さんに対する風当たりにも大きな変化はないでしょう」(同)
宮迫といえば、手がける焼き肉店「牛宮城」で食中毒発症トラブルがあったと一部で報じられたばかりで、今はそれどころではなさそうだが、テレビ復帰への道はまだまだ険しそうである。
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