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霜降り明星・粗品の過激すぎる発言に先輩芸人も戦々恐々?

霜降り明星・粗品の過激すぎる発言に先輩芸人も戦々恐々?の画像
霜降り明星・粗品

 お笑いコンビ「霜降り明星」といえば、今や死語とも化している「お笑い第7世代」の中にあって数多くのレギュラー番組を抱える屈指の人気コンビだ。

「吉本興業は“ポスト・ダウンタウン”として千鳥やかまいたちの売り出しに力を入れる一方、その下の世代として近年では霜降り明星やEXIT、ニューヨークなどをプッシュ。その中でも霜降り明星は『霜降りバラエティX』など冠番組も複数抱え、テレビ・ラジオのレギュラー番組の本数からして完全に頭一つ抜けた存在です」(スポーツ紙の芸能担当記者)

 2018年開催の『M-1グランプリ』で王者になったのをキッカケに翌年4月に東京進出を果たし、以来、派手な活躍を見せている霜降り明星だが、これまでずっと順風満帆だったわけではない。

 2020年6月にはボケのせいやが一般女性に対してオンライン会議ツール「ZOOM」上でのやり取りの中で女性の意思に反して下半身を見せるなどの行為をしたといった内容の記事を「文春オンライン」で報じられた。

 記事に対して吉本は、せいやのプライバシーが侵害されたとして文藝春秋社などを相手取り損害賠償を求める訴訟を起こし、昨年12月には東京地裁から文藝春秋社などに対して330万円の支払いを命じる判決が言い渡されるなど勝訴したが、記事掲載当時は女性視聴者のイメージダウンを招く結果となった。

 また、2021年7月にはツッコミの粗品がニッポン放送『霜降り明星のオールナイトニッポン』内で、静岡・熱海市で発生した大規模土石流被害に触れて「熱海が終わったもんな、雨で」などと発言し、大炎上。批判を浴びて謝罪する事態となった。

 民放のバラエティ番組のスタッフは語る。

「どちらも騒動当時はかなりのバッシングを受けましたが、今となってみれば2人とも大手クライアントのCMにも起用されるなど、ダメージはほとんど残っていないと言ってもいいでしょう。お笑いの能力はもちろん、こうしたスキャンダルに対する強さも霜降り明星の大きな武器と言えるかもしれません」

 もっとも、粗品の“過激すぎる発言”は鳴りを潜めるどころか、ますます“舌好調”だと近頃業界内で話題になっているという。

「粗品さんは自身のYouTubeチャンネルの中でたびたび散財による金欠ぶりをネタにしていますが、最近では芸人の節税事情に切り込むことが増え、『節税のために(個人)会社を作っている芸人はダサい』と言い切り、『僕より先輩で売れている人、全員(会社を)作ってますけどね。中田カウス師匠以外は……』などと暴露。続けて、自身のマネージャーが以前に担当していた先輩芸人のタカアンドトシの話題でも『ダサいなぁ。「欧米か!」とか「納税か!」とか言うてなぁ』と茶化すなど言いたい放題です」

 無論、これらは粗品流のジョークなのだろうが、先輩である鬼越トマホークのYouTubeチャンネルでは、粗品のこうした発言がジョークとして受け止められていない様子がうかがえる一幕があったとか。

 2023年1月31日をもって解散したコウテイの九条ジョーが、鬼越トマホークのYouTubeチャンネルで5月1日に公開された動画にゲスト出演したのだが……。

「コンビ解散の理由や現在の仕事事情などが語られたのですが、相方の下田真生と解散後まだ一度も会っていないという話の流れで、九条が急に声を潜めながら、Twitterで下田が『1月31日をもってコウテイ解散する事になりました!』と報告した際に、下田をかわいがっている粗品が『おめでとう』とコメントしたことがネットニュースになったことに触れ、さらに粗品のYouTubeチャンネルでもコウテイ解散を祝福し、『(粗品が)「あいつヤバいのバレるやろ」みたいな、一方的に悪者にさせられて……』とこぼすと、鬼越の2人は苦笑い。そして金ちゃんが『ごめん、九条。俺らのYouTubeで言わないでもらっていい?』『俺らも粗品にはビビッている』と口にしたんです。金ちゃんが『そういうノリもあったんだろうけど……』と妙にフォローするような発言をして『こっからだよ勝負は!』と話を変えたあと、坂井良多は“真面目に相談に乗る”テイで九条にアドバイスを送ろうとし、一連の流れは全部お笑いだからとツッコまれてましたが、しかしどこか完全なボケ発言とも思えないような空気感もありましたね」(前出のバラエティ番組スタッフ)

 昨夏には段取りの悪いスタッフに激怒し、番組収録をストップさせたことを女性誌で報じられたことも。

「もともとプロ意識が極めて高く、先輩よりも後輩とつるむ兄貴肌な性格ですからね。実力は認めつつも、扱いづらいと思っている先輩芸人は多いと思います。ただ、本人もその点は重々理解しているでしょう」(放送作家)

 過激な発言もストイックに笑いを求める中での攻めの姿勢なのかもしれないが、周囲は戦々恐々としているかもしれない?

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/05/09 09:00
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