“崖っぷち”の織田裕二が『踊る大捜査線』続編をついに承諾?
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7月期に放送される伊藤沙莉主演のテレビ朝日系火曜ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官』にて、織田裕二が30年ぶりに脇役を演じることが話題を呼んでいる。
意外にもテレビ朝日のドラマ初出演となる織田。2021年の大河ドラマ『青天を衝け』などで知られる大森美香氏が脚本を務める『シッコウ!!』は、裁判で出された結論が実現されない場合に、それを強制的に執行する国家公務員「執行官」を描くオリジナルのお仕事ドラマで、織田は、執行補助者の主人公(伊藤沙莉)を導く執行官役を務める。
織田といえば、常に主演を張ってきた俳優であり、脇に回るのは、1993年7月期に放送された浅野温子主演の『素晴らしきかな人生』(フジテレビ系)以来、実に30年ぶりというから驚きだ。
「かつては視聴率男として名を馳せましたが、最後に地上波の連ドラで主演したのは2020年放送のフジテレビ系月9ドラマ『SUITS/スーツ2』。ここ最近は出演ペースが以前に比べれば鈍化していますが、織田のギャラは1本最低300万円とされており、制作費が削減され続けるテレビ界においては簡単に捻出できる金額ではありません。また、織田は台本や演出にも口を出す“うるさ型”として知られており、若いプロデューサーには扱えない。それでも数字を取っていればいいのでしょうが、『SUITS』のシーズン2は、コロナ禍で放送が途中延期となった影響もあるとはいえ、全話平均視聴率がひとケタに転落。存在感を放っていた『世界陸上』(TBS系)のメインキャスターも契約終了となったことで、本人にも焦りが生まれたのでしょう」(芸能関係者)
『シッコウ!!』の現場では口出しすることもなく、年の離れた後輩からいじられている姿も報じられていたが、しかしやはり本人はスポットライトのど真ん中に立っていたいようで……。
「織田は、今回の主演の伊藤沙莉のことを高く評価していて、『沙莉ちゃんはいろいろな作品に出ているのを見て上手だなあと思っていました』とのコメントも発表していましたが、脇に回る“条件”として、演技のできる俳優が主演を務めることが求められたようです。しかしそもそも織田は現在55歳で、まもなくアラ還に突入。織田と同世代の江口洋介や石黒賢などはとっくに脇に回っており、ブレイクの遅かった沢村一樹も、主演は多いものの、脇もしっかりこなしているからこそオファーが絶えない。若手が台頭してくる中で、俳優としてのスタンスを変える必要性があることは本人も理解しているようですが、とはいえ『やっぱり主役をやりたい』というのが織田の本音のようで、周囲に漏らしているとか」(前出・芸能関係者)
そんな織田に、かねてから熱烈ラブコールを送っていたのがフジテレビだ。
「織田の代名詞で、局としても最大のキラーコンテンツだった『踊る大捜査線』シリーズの続編を切望しています。ただ、織田はイメージが固定するのを嫌い、絶対に首を縦に振らなかった。しかし、そうも言っていられない状況となったことで、ついに承諾する方向に転換したとか。意外にも、犬猿の仲とされていたメインキャストの柳葉敏郎も『織田さえOKなら』と前向きなようです。フジも、織田の気が変わらないうちにとまずは年内での特番に動き出したと聞きます」(前出・芸能関係者)
続編が決まったとしても、『踊る大捜査線』メイン出演者陣は大半が50代以上と高年齢化していることを考えると、織田演じる青島が“熱血漢の主人公”であり続けるのも難しそうだが、はたして……。
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