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元光GENJI・大沢樹生、区長選に出馬も…強力な対抗馬出現で敗色濃厚?

元光GENJI・大沢樹生、区長選に出馬も…強力な対抗馬出現で敗色濃厚?の画像
大沢樹生 公式Instagramより

 春の統一地方選で予定されている東京都北区長選挙(4月16日告示、23日投開票)への出馬を表明しているアイドルグループ・光GENJIの元メンバーで俳優・タレントの大沢樹生氏が今月17日、東京都北区内で記者会見を行い、公約を発表した。

 大沢氏は昨年12月1日に記者会見で出馬を正式表明。今回発表した公約は「水道基本料金の全面サポート」などを掲げており、「ガス、電気と並んで不可欠なインフラとして水道が一番生活に直結し、一番(経済)回復の効果があると思っている」と力説。1世帯当たり2カ月で約3000円になる基本料金を北区が負担する方針で、年間約43億円の予算がかかる見込みだが、「コロナ禍で手洗い、うがいの徹底、在宅時間の長時間増加に伴い水道の使用量が増えている。行政が積極的にサポートすることにより経済回復の効果が望める」と説明したという。

 選挙の応援について、光GENJIのかつての仲間が来るのか訊ねられると、「今のところはありません」と回答。続けて、「私の立場は『タレント候補』ということなんだろうと思いますが、気持ちとしては、一般の候補という思い」と区長選への意気込みを語った。

「1987年にデビューし、一世を風靡した光GENJIだが、大沢と佐藤寛之はグループ解散前の1994年にいち早く脱退し、ジャニーズ事務所を退所した。そんな経緯もあってほかのメンバーたち、特に中心メンバーだった諸星和己とは犬猿の仲。大沢がネックになって光GENJIの再結成はなかなか実現しないようだ。ほかのメンバーが応援に来たら、グループのファン世代の集票が望めたはずだが……」(芸能記者)

 大沢氏が会見を行った時点では、87歳で6選を目指す現職の花川与惣太区長と、同区議の駒崎美紀氏が出馬を表明していた。「もし、その2人が対抗馬だったら、大沢にも少なからず当選の可能性はあった」(全国紙政治部記者)というが、新たに出馬を表明した候補により、大沢氏はかなり厳しい選挙戦を強いられることになりそうだという。

 それが、23日に出馬を表明した東京都北区選出の自民党・山田加奈子都議だ。山田氏は区議4期と都議2期務めた実績があり、「東京都で学んだこと、都議会で実行してきたこと、そのことを北区政に持ち帰り、行政改革をスピード感をもって行うことができれば新しい北区を作ることができると確信している」とアピール。会見では7つの政策を示したという。

「山田氏は選挙区である北区で生まれ育ち、社会人経験もあり、さらに結婚後は不妊治療を経て子どもを授かり、育児の経験もある。さまざまな層に対してアピールできる人材であり、知識も持ち合わせているため、2020年の北区都議補選では“筆談ホステス”で話題になった斉藤里恵氏に圧勝。無所属で自民の推薦を受けての出馬となるが、北区は創価学会員が多く、公明党の勢力が強い。もともと山田氏は公明党の支持も受けており、区長選でも絶大なバックアップを受けることになりそうで、今回の区長選の大本命といえる」(前出の全国紙政治部記者)

 大沢氏がはたしてどのような選挙戦を展開するのか、注目される。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/02/28 06:00
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