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元モー娘。市井紗耶香が参院選で落選 “第2の今井絵理子”になれなかったワケ

市井紗耶香

 国民はバカではなかったようだ。

 元モーニング娘。メンバーで、21日に投開票された参議院選挙に立憲民主党の比例代表として出馬した市井紗耶香氏が無残に落選した。

 同党が比例で獲得した枠は8。市井氏の得票は4万9,483票で、9番目だったが、8番目で滑り込み当選となった格闘家・須藤元気氏の7万1,400票とは大差がついた。

 市井氏は2004年に第1子を出産後、4人の子宝に恵まれ、現在は14歳、12歳、6歳、2歳の子どもを育てるママ。選挙戦で、市井氏は「国全体で子育てを支援する必要がある」とのスローガンを掲げたが、及ばなかった。

「今いちばん勢いのある野党である立憲民主党から、厳しい選挙区ではなく、比例での出馬。党もかなりプッシュしていましたので、当選は確実とも思われていました。しかし、フタを開けてみれば、思いのほか、票が伸びず、一般的な知名度で市井氏より劣ると思われた須藤氏の得票よりはるかに少なかった。まさに完敗といっていいでしょうね」(スポーツ紙記者)

 市井氏惨敗の背景には、“女性タレント候補”に多くの国民が「NO」の答を出したからとも思われる。その要因となったのは、自民党所属の参議院議員で、元SPEEDの今井絵理子氏の失敗例がありそう。

「今井氏は16年の参院選に自民党から比例代表で立候補。今井氏は耳に障害がある子どもを育てるシングルマザーということで、たくさんの女性票を得て当選しました。しかし、当時既婚者だった兵庫・神戸市議(当時)の橋本健氏との不倫が報じられました。今井氏は否定しましたが、その後、離婚した橋本氏と堂々の交際宣言をして、世間を驚かせました。橋本氏は政務活動費を不正受給したとして、有罪判決を受けていますから、国民も開いた口がふさがらなかったはず。この件で、世論は“女性タレント議員”に不信感を抱いてしまったのでしょうね」(同)

 明らかに、“第2の今井絵理子氏”を狙った市井氏だが、そのもくろみはもろくも崩れてしまった。世の中はそんなに甘くないということか。

最終更新:2019/07/22 21:58
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