『スッキリ』打ち切りの背景にある加藤浩次の高額ギャラと視聴率低迷
#日本テレビ #スッキリ #加藤浩次
日本テレビ系の情報番組『スッキリ』が来年3月で終了することが先日正式に発表された。17年続いた長寿情報番組が突然終わる背景には何があったのか。
同局関係者が「正式に発表されたからもう全部言うよ」と口を開いた。
「一番大きかったのは、裏番組の『羽鳥慎一 モーニングショー』(テレビ朝日系)に視聴率で負けだしたこと。メインMCを務める羽鳥慎一はもともと日本テレビの局アナで、本来ならフリー転身時は日テレで仕事を任せたかったが、すでに加藤が番組を始めていたので実現できなかった。逃した魚についに負け始めた格好でもある」
そして一部スポーツ紙でも話題となったのが、費用対効果を考えた際に加藤の高額ギャラは妥当かどうか、という点だ。
「1本100万円なんて言われているけど、その数字は大まかに合っている。過去にはギャラ下げの打診を非公式に行ったけど、加藤は決して譲らなかった。加藤は現在、よしもとクリエイティブ・エージェンシーを離れて個人事務所で仕事を受けているが、全国ネットのテレビレギュラーが4本、福岡ローカルが1本、ラジオが地元・札幌ローカルで1本。これに加えてコンビの極楽とんぼとして、BS日テレで1本、関西ローカルのラジオで1本、それぞれレギュラーを抱えているが、『ギャラの下がった仕事を受ける気はない』ということのよう。単独でMCを務める『人生最高レストラン』(TBS系)はサントリーの1社提供番組だが、1本150万円はくだらないとか。他の番組に対しても同等のギャラや待遇を要求していたとも聞く」(前出・同局関係者)
加藤も愛着を持っていた『スッキリ』だが、スタッフも打ち切り回避に必死だったという。
「裏番組に視聴率が負け始めてるとテコ入れを開始。他局はコロナ禍で新型コロナウイルス感染拡大関連の話題に大半を割いていたが、『スッキリ』だけは明るい話題を提供しようとエンタメ路線を強化。著名ミュージシャンの生ライブや、午前10時前後のエンタメコーナーの“天の声”ナレーションに、金曜日だけ番宣込みで旬な女優や俳優を起用するなどしたが、数字はなかなか改善が見られなかった。マンネリ化が進んでしまい、にっちもさっちもいかなくなって打ち切りが決まった」(同)
12日夜に放送された関西ローカルのラジオ番組『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)では番組終了を改めて報告するとともに、朝の情報番組MCを長年務めたことから解放されることについて、「やっと身軽になるし、ストッパーが外れる」と喜んでいた加藤。来春からはふたたび“お笑い界の狂犬”に戻ることになるのだろうか。
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