香川照之の騒動を『サンジャポ』『アッコ』黙殺…「チロルチョコの値上げ」のほうが一大事?
#TBS #香川照之
8月24日発売の「週刊新潮」(新潮社)が報じた香川照之の性加害報道。3年前に東京・銀座のクラブでホステスにわいせつ行為をし、ホステスはPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症してクラブ側に裁判を起こしていたというものだが、訴状には、香川が無理やりホステスのブラジャーを外して胸を直に触り、ブラジャー自体もさんざん弄んだなどの性加害が生々しく記されていたという。
香川は、金曜日の司会を務めている『THE TIME,』(TBS系)で26日に生謝罪したが、それを受けて28日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、このニュースについて出演者が激論。香川の行為そのものは“アウト”としたうえで、そもそもこの話題はニュースとして取り扱うべきかどうか、疑問を持つ者や、性加害の抑止力になるとの意見が出た。さらにはワイドショーや芸能人のプライベート報道のあり方にについてまで議論は深まった。
一方、香川が『THE TIME,』で司会を務めているTBSは“スルー”の様相だ。『ワイドナショー』の裏番組『サンデージャポン』、後番組の『アッコにおまかせ!』は共に香川の話題を取り扱わなかった。『サンジャポ』は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題やタレントのryuchellとpecoの離婚発表に時間を割き、『アッコにおまかせ!』にいたっては、「おまかせ!ニュースランキングTOP10」の8位に〈チロルチョコ・29年ぶりの値上げ〉が入るも、香川のニュースはランクインされず。“ご意見番”と呼ばれる和田アキ子や爆笑問題・太田光が大物俳優の不祥事をどう斬るか期待していた視聴者は肩透かしを食らった格好だ。
これにはネット上でも、「チロルチョコより興味ないわけないだろ」「まったく触れられてないのが違和感しかない」「何が御意見番だよ! やめちまえ」「お笑い芸人が同じ事をしたらテレビから干されるのに、歌舞伎役者には甘い」「これから性犯罪のニュースをどう報道してくんだろう」などと辛らつな意見が飛び交っている。
「“ミスター日曜劇場”と呼ばれる香川ですが、TBSで10月期に放送される山﨑賢人主演の『アトムの童(こ)』にも敵役で出演が決まっているとされています。『新潮』が報じた件は、香川本人は訴えられておらず、しかも訴状そのものも取り下げられているため、それを理由に取り上げなかった……との理屈も成り立ちますが、裁判沙汰にすらなっていないアンジャッシュ・渡部建の多目的トイレ不倫の時は『サンジャポ』も『アッコにおまかせ!』も大きく取り上げていましたから、人によって扱いを変えているという印象を受けた視聴者は少なくない。この件を黙殺したことで今後、芸能人の性加害スキャンダルを報じる際には、毎回『香川はスルーだったのに』と言われることになるでしょう」(芸能ライター)
それにしてもTBSの“看板”である日曜劇場は、現在放送中の『オールドルーキー』も主演の綾野剛にさまざまなスキャンダルが飛び交い、放送が危ぶまれたが、秋の『アトムの童』までも出演者に不祥事イメージが続くという踏んだり蹴ったり。『オールドルーキー』は最終回を目前に世帯視聴率2ケタを割るという低空飛行を見せているが、この流れが『アトムの童』にも及べば、さすがにTBSも香川を見放すことになるかもしれない。
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