「ジャニーズJr.」制度ついに限界か…19歳ジャニーズJr.の“滝沢秀明批判”の意味
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内部の不満は高まるばかり?
8月4日、あるジャニーズJr.が“滝沢秀明批判”とも取れる発言をしたとしてジャニーズファンの間で大きな波紋を起こした。
「ファンの間では『サマステ』と呼ばれる毎夏恒例のテレビ朝日主催イベント『SUMMER STATION』でのことです。このイベントは毎回さまざまな企画が催されますが、毎年ジャニーズJr.が応援サポーターを務めており、ジャニーズJr.によるコンサートが目玉のひとつ。今年は美 少年、7 MEN 侍、少年忍者の3組がそれぞれEXシアター六本木で公演を行ったのですが、トップバッターを務めた少年忍者の最後の公演日となる8月4日のオーラスとなる16時公演で、内村颯太のMCがファンを騒然とさせました。内村は、少年忍者は亡きジャニー喜多川氏が『最後に作ったグループ』とし、成長を見せようとこれまで頑張ってきたと話した後で、『滝沢さんは、滝沢さんが作ったグループを推したいのはわかります。それに負けてたら、俺らは一生、上に上がれない』とコメントしたのです。
ジャニーズJr.のプロデュースを主に行うジャニーズアイランドの社長である滝沢さんはもともと、特定のグループにだけ力を入れているとファンから批判されることが多く、そうした滝沢さんの“お気に入り”グループは『タキニ』と揶揄されたりしますが、これがファンの勝手な憶測ではなく、ジャニーズJr.自身も感じている“事実”として存在すると考えられる発言だけに、多くのジャニーズファンをざわつかせています」(アイドル誌記者)
さらに、「勝つためにはジャニーイズムを継承する」という意気込みも議論を呼んでいる。
「内村はこれに加えて、『僕らにとってジャニーさんみたいな人』として『天才振付師さん』がいるとも発言しています。つまり、ジャニー氏が作った最後のグループとして少年忍者がさらに“ジャニーイズム”を体現することに内村は勝機を見出しており、その指導者として『天才振付師さん』を仰いているということ。これは、滝沢社長のやり方に“ジャニーイズム”が感じられないという批判とも取れます。『僕らにとってジャニーさんみたいな人』発言の直前には、5月末をもって少年忍者を脱退した平塚翔馬のことと思われる話をして、泣きながら『やる気がないと思われた』などと弁明しており、脱退に納得がいっていない様子を見せていました。少なくとも、滝沢社長の方針に不満を抱いているだろうことは感じられますね」(同上)
内村はただ、少年忍者としてデビューを目指し、もっと頑張りたいという思いを伝えたかっただけかもしれないが、いずれにせよ波紋を呼ぶ発言の数々となってしまったようだ。
しかし、こうした状況になるのは目に見えていたと芸能事務所関係者はつぶやく。
「2023年からジャニーズJr.に年齢制限を設けることを昨年1月に発表していましたが、あの時点で200名ほどがジャニーズJr.として在籍。以降、続々と退所者も出ていますが、“デビュー待機”組となるジャニーズJr.内ユニットは関西含め10グループ以上あり、そのメンバーだけでも100名近い。しかし、この直近5年だけでも5組がデビューしており、今後もどんどんとデビューさせていくと事務所内でパイを取り合う形になってしまう。ますますデビューへのハードルは上がる一方で、そりゃジャニーズJr.の不満は溜まるでしょうね。
特に昨今はボーイズグループのオーディションが乱立し、JO1の白岩瑠姫やINIの田島将吾を始め、元ジャニーズJr.の活躍も目立つようになりました。少年忍者のヴァサイェガ渉の実兄である元ジャニーズJr.のヴァサイェガ光も、INIを生んだオーディションへの参加を経て、現在は『MUSIC BLOOD』(日本テレビ系)内でラッパーのKEN THE 390が立ち上げた新ボーイズグループ『Maison B』のメンバーとして再起を図る予定です。まして、ジャニーズJr.時代にLove-tuneというグループだった7人が全員退所し、7ORDERとして武道館やホール・アリーナツアーまで行えるほど人気を博しているわけですから、事務所への不満をこぼすジャニーズJr.もますます増えていくのでは」
ジャニーズ事務所の「デビュー制度」の限界も感じられるという。
「期待されているタレントはジャニーズJr.時代からドラマや映画で主演級の仕事をもらったりしますし、グループでの主演ドラマにも恵まれる美 少年を筆頭に、そこらのアイドル以上に活躍しているグループも少なくない。KinKi Kidsの時代から『まだデビューしてなかったの?』という疑問の声はありましたが、今の時代、CDデビューを目標に掲げること自体、ナンセンスな部分がある。無論、ジャニーズは今もCDがバカ売れしてますし、“伝統”になっているがためにCD発売という形のデビューを願うファンも多いでしょうが、そろそろCDデビューという形態にこだわらない道を探っていかないと回っていかないんじゃないですかね。ちゃんと契約書を交わしていなかった“ブラック”な労働環境がどこまで改善されているかも疑問ですし、年齢制限を導入したとしても、ジャニーズJr.制度はさすがに限界が来ている印象です。もっと抜本的に見直す必要があることは、滝沢社長もわかっているとは思いますが……」(同・芸能事務所関係者)
少年忍者を脱退することになった平塚翔馬は、女性とのツーショット画像が今年1月にネット上に流出しており、これが問題となって“クビ”にされたのではとも囁かれている。つい先日は、7 MEN 侍の本髙克樹が二股交際疑惑を「文春オンライン」に報じられたばかり。ジャニーズJr.の統制にも日々頭を悩ましているであろう滝沢社長は、今回の内村の発言をどう受け止めるのだろうか。
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