阿部サダヲの“元ネタ”にみちょぱ仰天! 役所広司、古田新太ら、若者が知らない「中年俳優の芸名」の由来
運気を気にして改名する者もいるほど、芸能人にとっては大事なものだが……。
「みちょぱ」ことタレントの池田美優が、5月5日放送の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)の中で、俳優・阿部サダヲの芸名の由来に驚く場面があった。
「阿部の芸名は言わずと知れた、愛人男性を殺して局部を切り取った『阿部定事件』から付けられたもの。本名の名字が阿部であることに掛けたシャレです。しかし、平成10年生まれで23歳のみちょぱはさすがに阿部定を知らなかったようで、キョトンとしていました。MCの有吉弘行が『○○をちょん切った女』と教えると、みちょぱは『何それ』と笑いながら、『ほんとに? あ、ほんとに?』と最初は冗談と思っていた様子。そんな由来を持つ阿部サダヲに対し『いやいやいや、(テレビに)出たらダメな人でしょ』と言って、『(事件を起こしたのは)阿部さんじゃないから』とツッコまれていました」(テレビ誌ライター)
阿部定事件は昭和11年、1936年に起こったものだが、1976年の『愛のコリーダ』や1997年の『失楽園』といった一大旋風を巻き起こした映画でモチーフとして使われたこともあって当時、幅広い世代に知れ渡ったものの、さすがに令和の若者には通じないようだ。
阿部以外にも、50代以上のベテラン俳優の芸名について由来を知らない、そもそも芸名だったということを知らなかったという層は年々増えてきているという。
まずは66歳になっても勢いがまったく衰えない役所広司。意外な前職が芸名の由来となっている。
「名付け親は仲代達矢です。彼が主宰する俳優養成所『無名塾』の試験に合格したとき、千代田区役所に勤めていたことから名付けられました。役所で働くことと俳優の仕事は一見繋がりがないように見えますが、役所で働いていろんな人と接した経験が役作りのヒントになっているのかもしれません」(芸能ライター)
あわやまったく違う名前になりそうだったのは沢村一樹。
「以前に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にて、本名が『野村耕蔵』であることを明かしています。しかし、所属事務所から『耕蔵』があまりにも地味だということで、1週間以内に芸名を決めないと『野村まんたろう』になると通達されてしまった。そこで自分で画数を調べ、『沢村一樹』に決めたといいます。北村一輝とよく間違えられるそうで、本人は『まんたろうも悪くなかった』と語っていましたが、この名前だと“エロ男爵”キャラがやりづからかったかもしれませんね(笑)」(前出・芸能ライター)
タモリから「カタカナで無駄に長い人」と評されたことがあるのはユースケ・サンタマリア。もはや、彼がラテンロックバンド・BINGO BONGOのボーカルを務めていたことを知る人も少ないだろう。
「ビジュアルが地味だったため、名前くらいはせめて派手にしようと芸名に。キューバ出身の名コンガ奏者モンゴ・サンタマリアからその名を拝借したとされていますが、実際にはBINGO BONGO加入時、サンタマリア、ゴンザレスなどラテンで多い姓を候補に出され、そこから選べと半ば強制的に改名せざるをえなかったといいます」(エンタメ誌記者)
あまりに身近すぎるところから名前をもらっていたのは古田新太だ。
「本人が明かしたところによれば、父親の名前が『古田新(あらた)』で、“古い”と“新しい”が両方入った名前がふざけていいてセンスがいいと気に入り、自身の芸名にしたそう。当初はまったく同じ名前だったものの、所属している劇団☆新感線のチラシに誤って『新太』と表記されてしまい、そのまま通すことになったそうです」(前出・エンタメ誌ライター)
本名だと思い込んでいた人は、印象が変わるかもしれない?
〈関連記事〉
・『恋マジ』飯豊まりえとアキラ100%だけじゃない! 「おじさんとキス」した女優たち
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事