「ルール無視」でコロナ陽性判定の騒ぎも…プロ野球春季キャンプ事件簿
#プロ野球
北京冬季五輪の陰に完全に隠れてしまった2022年のプロ野球春季キャンプ。テレビや新聞で報じられない裏側とは――。
まずはプロ野球界のBIGBOSSとして毎日動向が報道されている北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督。沖縄県名護市の1軍キャンプ地をはじめ、練習試合など行く先々で話題に事欠かない。
「宿泊先のホテルは球場から徒歩1分。歩いてすぐ出勤できるのに移動はなぜか電動キックスケーター。地面を蹴る姿まで撮影されていることを意識してか、ピンと背筋を伸ばしているのが何とも微笑ましい。現場では熱心な新庄監督ファンもおり、BIGBOSSがブルペンから移動すると追いかけられることも日常茶飯事のため、ファンを巻くのに丁度いい乗り物だったようです」(テレビ局スポーツ中継スタッフ)
球場内では連日のようにキッチンカーが登場し、無料で報道陣や関係者に「BIGBOSSランチ」なる昼食を振舞っていることも話題となった。
「今年は雨が多いため、メニューは沖縄そばなど温かいメニューが中心。ただどうしても予算の都合上、カレーなど何度も登場するメニューも出てきており、報道陣から『もう飽きたね』『肉類や炭水化物が多いので美味い魚ランチが出てこないかな』との声が漏れている」(前出・テレビ局スポーツ中継スタッフ)
これに対抗心を燃やすのが、ヤクルトの高津臣吾監督と、中日の立浪和義監督だ。
「ヤクルトは2月19日、1軍キャンプ地の浦添球場を訪れた報道陣に対してうなぎ弁当を差し入れた。連日のようにランチの話題が出ているので『俺も負けてられない』と奮発したようです。同じ日には中日の1軍キャンプ地の北谷球場でとんかつ弁当が支給された。いずれも新庄監督を意識して、マスコミに大きく報じてもらえるように、との思いが見え隠れしていますね」(前出・テレビ局スポーツ中継スタッフ)
他球団にも波及した“新庄効果”が明るい話題を振りまく一方で、いまだに新型コロナウイルスの影響も大きい。沖縄でキャンプ中のあるセ・リーグ球団では、取材に訪れていた球団OBの解説者Xが2月上旬に陽性判定を受けて一時大騒ぎになったが、さらにその後、「ルール違反」が発覚したという。
「この球団では、OBを含めた取材者全員に対して、沖縄入りする5日前から帰路につくまで一切の外食を自粛するように通達してましたが、Xは同じ球団OBで監督経験者のYなど複数人での会食が発覚。しかも選手たちが泊まっているホテルから車で5分くらいの近所だった。結局陽性判定を受けたのはXだけだったが、球団幹部は彼を連れてきたメディアに対して激怒しているといいます」(前出・テレビ局スポーツ中継スタッフ)
北京冬季五輪も終わり、注目度が上がりそうなプロ野球春季キャンプ。次はどんな話題が飛び出すだろうか。
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