国生さゆり『アバランチ』で怪演…おニャン子クラブの面影なく「めちゃくちゃ不気味」
#国生さゆり #アバランチ
11月1日、綾野剛主演のフジテレビ系連続ドラマ『アバランチ』の第3話が放送された。
綾野演じる羽生誠一らによる謎に包まれた集団「アバランチ」の活躍を描く「ピカレスク・エンターテインメント」を謳う本作。今回アバランチが目を付けたのは、各界の超VIPが通う高級会員制サロン・悠源館を経営する黄月蘭子(国生さゆり)。悠源館では数々の密約や談合が行われているほか、何人かの従業員が不審死していた。かつて親友が悠源館で働いたことをきっかけにドラッグにはまり自殺したのを目の当たりにしているリナ(高橋メアリージュン)は、私情を殺して悠源館に潜入する。そこでドラッグを使って女性にわいせつな行為を働く政治家の田淵(矢柴俊博)を見つける……というストーリーだった。
さすが、役者のポテンシャルを引き出すのが上手い『アバランチ』。第3話では、ゲスト俳優陣の怪演に次ぐ怪演が評価されている。
まず、悪徳政治家の田淵を演じた矢柴俊博。リナに目を付けたとたん豹変し、乱暴に掴んだ髪の毛に吸い付くさまや、ホテルで二人きりになるとズボンを下ろして奇声を上げ、変態性を表現する姿はまさに“怪演”。SNSでは「気持ち悪い演技が本当に気持ち悪い」「ほんと気持ち悪いおじさん上手www」といった声が多数上がっており、名脇役っぷりを披露していた。
さらにもうひとり、矢柴の演じたネジの飛んだおかしさとは違う怪演っぷりを見せてくれたのが悠源館の経営者・蘭子を演じた国生さゆりだ。
「国生さゆりのヴィランっぷりをもう1回見たいがためにおかわり(再視聴)しそう」「浮世離れ絵したしゃべり方とか、少し貫禄の出てきた輪郭とか肌のつややかさとかめちゃくちゃ不気味だったな」「猫なで声で男の言うことを全部『はい』『分かりました』って聞いてるのに誰の言いなりにもなっていない感」など、SNSでも国生の演技は大好評。国生が演じる蘭子は、高級会員制サロンの経営をすると同時に、館内に設置したカメラでVIPたちの弱みを握るというしたたかな役どころ。今回も薬の過剰摂取でリナが死んだと勘違いした田淵の失態を処理するために動いたものの、リナの演技を見抜くと、にこやかに田淵をたしなめてひとり姿を消した。
不正や殺人などどんな行為を目にしてもほとんど顔色を変えず微笑み、馬鹿な男たちの失態を見下す蘭子。最近のドラマでも屈指の悪役として、視聴者に強烈なインパクトを残したのではないだろうか。
80年代に一斉を風靡したアイドルグループ「おニャン子クラブ」のメンバーだったことも今は昔。一時期はバラエティ番組が主戦場であったものの、テレビドラマを中心に女優の活動も続け、コツコツとキャリアを積んできた。あのかつての人気アイドルが役者としてここまで変貌を遂げるとは誰も思っていなかったに違いない。矢柴は1話限りのゲスト出演だったが、国生の名演は今夜放送の第4話でも引き続き見ることができる。次はどんな顔を見せてくれるのか、女優・国生さゆりから目が離せない。
■番組情報
月曜ドラマ『アバランチ』
フジテレビ系毎週月曜22時00分~
出演:綾野剛、福士蒼汰、千葉雄大、高橋メアリージュン、田中要次、利重剛、堀田茜、渡部篤郎(特別出演)、木村佳乃 ほか
主題歌:UVERworld(ソニー・ミュージックレーベルズ)
監督:藤井道人、三宅喜重(カンテレ)、山口健人
音楽:堤裕介
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデュース:安藤和久(カンテレ)、岡光寛子(カンテレ)、笠置高弘(トライストーン・ピクチャーズ)、濵弘大(トライストーン・ピクチャーズ)
制作:カンテレ、トライストーン・ピクチャーズ
製作著作:カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/A/
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