桜井ユキ、『真犯人フラグ』の怪演で新境地を開拓か 『あな番』のアノ人に似てるという声も
#桜井ユキ #真犯人フラグ
登場人物全員が怪しいミステリードラマ『真犯人フラグ』(日本テレビ系)。西島秀俊主演の本作は、これまでに3話が放送され、世帯平均視聴率は初回が8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、その後は7.2%、7.3%と推移している。決して高くはないが、SNSを中心にさまざまな考察がなされ、謎解きを楽しむ視聴者は多いようだ。同じスタッフで制作された2019年の『あなたの番です』(同)も初回は8.3%、2回目以降は6~8%で推移するも、後半に入り視聴率を上げ、最終回に19.4%を記録したことを思えば、『真犯人フラグ』もまだまだ“種まき段階”なのだろう。
10月24日に放送された第3話では、桜井ユキの怪演が話題を呼んでいた。本作は、主人公・相良凌介(西島秀俊)の妻子がある日忽然と姿を消し、世間から疑惑の目を向けられ追い詰められつつも真実を暴こうと奔走する、謎に満ちたミステリードラマだ。桜井は失踪した凌介の妻・真帆(宮沢りえ)のママ友でシングルマザーの菱田朋子の役を演じている。
初回の登場から何やら少し怪しい表情を見せていた菱田だが、回を追うごとに奇行が目に付くようになってきた。凌介を励まし協力する味方の立ち位置にはいるが、第3話では凌介になにか下心があるのか、それとも別の思惑でもあるのか、不気味なくらいの満面の笑みを浮かべながら、作りすぎたという大量のカレーを凌介に半ば強引に押し付けるシーンがあった。冷凍遺体が送られてきたり、サイコな殺人鬼が身近にいるかもしれない緊張感が続く展開のなかで、よく分からない煮込み料理なんて、思わずゾッとしてしまう。それだけではなく、職業が整体師だからか、菱田は毎回よく分からない健康器具を体に装着していて、どこか異様だ。
視聴者からは「菱田さん怖い怖い怖い」「菱田さんが回を追うごとに狂気じみて行くのが1番怖い」と恐怖の声が多く上がるとともに、「あな番の小野ちゃんみたい」「小野ちゃんの狂気的スタンスってことでOK?」と、『あな番』の登場人物・小野幹葉(奈緒)を思い出す人も多かった。
既婚者の主人公に横恋慕し、手作りウエハースや自分の涙の瓶詰めをプレゼントしたり、最初から最後まで怪しすぎる行動のオンパレードだった『あな番』の小野。黒幕有力候補でありながら結局ドラマの核となる殺人事件に関しては潔白で、最終的に“ただの変な人”だったことが判明し、反響を呼んでいた。もしかしたら菱田の奇行も今後エスカレートしていくのかもしれないと思うと、怖くもあり、どんな怪演が見られるのか楽しみでもある。
菱田を演じている桜井ユキは、2011年に24歳で芸能界入りをし、舞台を中心に下積みを経て2015年には『寄生獣』『新宿スワン』『リアル鬼ごっこ』など数々の映画に出演して頭角を表した。以来、映画やドラマに次々と出演し、磨き上げられてきた遅咲きの女優だ。大人の色香をまとう妖艶さが魅力だが、どうやら今回はその色気は封印され、サイコな一面をのぞかせる新境地が開けるかもしれない。
作中では、菱田にはまだ語られてはいない隠しごとがあるようだ。11月7日に放送の第4話では菱田はまた何かを装着して、迫ってくるのではないだろうか。怖いもの見たさで菱田の登場を楽しみに待とう。
■番組情報
日曜ドラマ『真犯人フラグ』
日本テレビ系毎週土曜22時30分~
出演:西島秀俊、芳根京子、佐野勇斗、桜井ユキ、生駒里奈、柄本時生、柿澤勇人、長田成哉、坂東龍汰、迫田孝也、田中哲司、宮沢りえ ほか
主題歌:Novelbright「seeker」(UNIVERSAL SIGMA / ZEST)
音楽:林ゆうき、橘麻実
企画・原案:秋元康
脚本:高野水登
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデューサー:鈴間広枝、松山雅則(トータルメディアコミュニケーション)
演出:佐久間紀佳、中島悟(AX-ON)、小室直子
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
製作著作:日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/shinhannin-flag/
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