ジャニーズの女王メリーさん死去……関ジャニ∞ファンが思い出す、錦戸亮の「メリーさんのひつじ」と派閥を超えたSMAPとの絆
#関ジャニ∞ #錦戸亮 #メリー喜多川
ジャニー喜多川氏の姉で、ジャニーズ事務所名誉会長の藤島メリー泰子氏が14日、肺炎のため亡くなった。
晩年のメリー氏は、年末恒例の『ジャニーズカウントダウン』コンサートで近藤真彦を“ゴリ押し”した、SMAPの解散を招いた、とされるなど、一部のジャニオタの間ではいい思い出がない。
一方で関ジャニ∞ファンの間で語り継がれているのは、錦戸亮がコンサート中に口笛で童謡の「メリーさんのひつじ」を披露したとされるエピソードだ。
SMAP解散騒動が世間を騒がせていた2016年、関ジャニ∞は7月から9月にかけて全国ツアー『関ジャニ∞リサイタル 真夏の俺らは罪なヤツ』を行った。このツアーではジャニーズの名曲をメドレーで歌うコーナーがあり、少年隊「湾岸スキーヤー」やKinKi Kids「ジェットコースター・ロマンス」などいろいろなグループの曲のなかに、SMAPの「夜空ノムコウ」もあった。この「夜空ノムコウ」では、歌い終わった後に関ジャニ∞メンバーが曲のメロディーを口笛で吹く演出があったのだが、8月14日にさいたまスーパーアリーナで行われた公演では、錦戸亮がアドリブで「メリーさんのひつじ」を口笛で吹いたという。その日は、SMAPの解散が正式に発表された日。ファンの間では、SMAP解散のきっかけをつくったとされるメリー氏への強烈な皮肉だと話題になった。
当時のジャニーズ事務所は、メリー氏の娘である藤島ジュリー景子氏と、SMAPなどのマネージャーを務めていた飯島三智氏の2つの派閥に分かれていたとされている。関ジャニ∞は“ジュリー派”に所属しており、“飯島”派のSMAPと共演する機会は少なかった。しかし派閥の壁を越えて、関ジャニ∞がSMAPを慕っていたと思われるエピソードがいくつかある。
そのひとつが2015年末の『NHK紅白歌合戦』でのこと。SMAPも関ジャニ∞も出演していたのだが、横山裕が歌ってる際、後ろにいた中居正広がずっと横山の頭をつついていたと、『紅白』直後に行われた関ジャニ∞のコンサートで横山が明かしていた。また中居は毎年、『紅白』終わりに関ジャニ∞のメンバーにもお年玉を渡していたという。派閥を気にせず後輩と交流する中居。横山は、そんな中居を尊敬する先輩だとテレビで語ったこともある。
SMAPはデビュー当初はなかなか売れず、だからこそ、当時事務職だった飯島三智氏が売り出しを手伝い始めたというエピソードもある。関ジャニ∞もデビュー当初は全国的な認知度が低かった。また、ジャニーズ直下のレコード会社からデビューさせてもらえず、デビュー当時は演歌歌手のドサ周り営業のようなことも経験したという。同じように苦労しながら国民的スターとなったSMAPを関ジャニ∞は慕っていたのは間違いないだろう。SMAPの解散決定の報を聞いた錦戸は、その複雑な心境を「メリーさんのひつじ」に込めたのかもしれない。
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