宮根誠司の“ジャニーズ忖度”指摘に業界からは冷ややかな声「どの口が…」
#ミヤネ屋 #宮根誠司
ジャニーズ事務所は7日、記者会見を開き、創業者の故ジャニー喜多川氏による所属タレントへの性加害問題について「あったと認識」していると説明し、謝罪。藤島ジュリー景子氏が代表取締役社長を引責辞任し、所属タレントの東山紀之が新社長を務めるが、この対応に世間の声は厳しい。
こうした中、9月4日放送のお昼の情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)で司会の宮根誠司アナウンサーがメディアとしての反省を語ったことが話題となっている。
同番組ではこの日、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が同日に開いた記者会見の内容や、60年末~70年代に活躍したジャニーズのグループ「フォーリーブス」のメンバーだった故・北公次さんによる過去の告発などを取り上げた。
8月29日には、ジャニーズ事務所が立ち上げた「外部専門家による再発防止特別チーム」が性加害問題の調査報告を発表し、「本事案の背景」のひとつとして「マスメディアの沈黙」を挙げていたが、宮根アナは「(メディアも)“あえて触れなかったところがあった”と認めたほうが僕はいいと思う」と言及。「あえて触れなかったじゃないですか、みんな。証拠はないですよ。証拠はないけど、あえて触れなかったんですよ」と続け、「だって、最高裁の判決も出ているし、『週刊文春』も報じているし。いろんなところで(ジャニー氏の性加害に関する疑惑は)あったけど、忖度かどうかわかんないけど、なんとなくみんな流されちゃったんですよ、きっと。僕も含めて」と語った。
そのうえで、「僕もしゃべる資格があるかどうかというのは、はなはだ自分にとっても疑問です」と自身の非も認めつつ、「テレビ局ももう一回、マスメディアも含めて襟を正して、こういうことはちゃんと報じなければいけないんだなというふうに思いますけれどね」と持論を述べた。
いまだ多くの情報・報道番組のMCやコメンテーターがこの性加害問題に対しては歯切れの悪いコメントに終始する中、今回の宮根アナの発言については「宮根さん見直した!」や「宮根、よく言ってくれた!」などネットを中心に称賛の声が上がっているようだ。
だがその一方で、芸能界からは冷ややかな視線も注がれているという。
「性加害問題に関して宮根さんが言っていることは確かに正論。そして当然のことながら性加害はけっして許されることではありません。しかし、“忖度”云々の部分に関してだけは『どの口が言っているんだ?』と思っている業界人やメディア関係者はかなり多いと思いますよ。なにせ宮根さんこそ長年“忖度”の恩恵に授かってきた人ですからね」(大手芸能事務所マネジャー)
宮根アナといえば、朝日放送の局アナからフリーに転身し、『ミヤネ屋』や日曜夜の情報番組『Mr.サンデー』(フジテレビ系)の司会を務めるなど活躍しているが、その立身出世の裏には“芸能界のドン”の存在があることは無視できないという。
「宮根さんの現在の所属事務所は、周防郁雄社長率いる『バーニングプロダクション』の傘下、いわゆる“B系”というのは業界内では広く知られていますし、その後ろ盾があるからこそ今の立場があると言ってもいい。かつて不倫疑惑や隠し子の存在が取り沙汰された時も、テレビ各局の情報番組やスポーツ紙は、それこそ宮根さんの“背後”に忖度してほとんどニュースや記事として報じませんでしたからね。『忖度に流された』とマスコミの態度を指摘していましたが、そこに関しては『お前が偉そうに言うな!』とみんな呆れてますよ」(同)
これまでも自身の不貞や隠し子を棚に上げ、数多の芸能人の不倫騒動をあげつらってきた宮根アナだけに、同業者からの冷たい視線もどこ吹く風といったところだろうか。
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