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今度は宮根誠司がブチギレ! 各ワイドショーで格好の餌になる菅首相ステーキ忘年会

今度は宮根誠司がブチギレ! 各ワイドショーで格好の餌になる菅首相ステーキ忘年会の画像1
写真/GettyImagesより

 東京都で1日のコロナ感染者数として最悪の678人を出した16日の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)で、菅義偉総理らの銀座・高級ステーキ会食に宮根誠司がキレた!

 ステーキ会食騒動のVTR後、宮根はまず「GoToトラベル見直しの後で、ここにわざわざ菅総理が行く必要があったのか?」と、読売新聞特別編集委員の橋本五郎に話を振った。

 すると、橋本委員が「おそらく」とエクスキューズしながらも、読売新聞の編集委員という政界にド近い彼ならでは「これは(自民党の)二階さんがみんなを誘ったんでしょう。菅さんもなんとなく断りきれないという感じで。でも全体状況を考えてないですよね」とな、るほど! な理由を暴露。

 すると宮根の怒りは西村経済再生担当大臣に向いた。

「西村大臣の(今日出した)コメントですね。この西村大臣の菅総理をかばう発言は、国民に誤解を与えかねない!」

 西村大臣のコメントとは「会食は一律に5人以上はダメと申し上げてるわけではございません。強制力があるものでもございません。感染リスクが高いことを頭に於いて対応していただければ」というものだ。

 宮根は続ける。

「しめしがつかないということですよ。強制力があるわけじゃありませんとおっしゃってますけど、強制力があるわけじゃないから、政府が国民にお願いしてるわけだから、政府のトップの菅総理を守るために言っちゃうと、しめしがつかない」

 すると、野球評論家の赤星憲広も、
「意見に統一性がないんですよね。国民はよし、もう一度気をひきしめなきゃなというと思った矢先に、また違うことを言ってるじゃないですか。これで言うことを聞けって、我慢してくれって、誰が聞くんですか?」
 と、怒りをあらわにした。

 宮根は止まらない。京都大学の西浦博教授が「人との接触を8割減らせ」と言ったのを引き合いに出して、
「8割という減らし方は分からないけど、西村大臣は当初、5人以上の会食は8割にあたるとおっしゃったわけで、5人以上では食べないでねと線引きをされたわけですよね」と言う。

 それを受けてエッセイストの安藤和津も、
「今みんながいちばん欲しがってるのはきちんとしたリーダーシップ。国みんなで乗り越えなきゃいけないときに、これはダメって(西村大臣に)言ってほしい。これは身内に甘い見本です」と、ブッタ斬る。

 宮根は最後に、
「西村大臣が、『今日、総理に注意しました』とか、『今日、注意を促します』、『総理の行動はやってはいけないことです』と言っていただけたらストンと落ちるんですけど、ここで総理を守っちゃうと国民に対してどうなんだ?ってことですよ」と切り捨てたが、あれ? 菅総理の軽率な行動とリーダーとしての自覚のなさを批判するはずが、最後まで西村大臣へと、ほこ先が変わって終わっちゃった。

 二階さんの誘いだから仕方ないの? 宮根よ、政権批判するならブレずにたのんますわ。

和田靜香(ライター)

1965年生まれ。静岡県出身。主に音楽と相撲のライターで貧困問題やフェミニズムにも関心が高い。著書に『スー女のみかた~相撲ってなんて面白い』(シンコーミュージック)、『音楽に恋をして♪評伝・湯川れい子』(朝日新聞出版)、『おでんの汁にウツを沈めて~44歳恐る恐るコンビニ店員デビュー』(幻冬舎文庫)などがある。

わだしずか

最終更新:2020/12/17 20:00
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