WBCブームに乗っかって視聴率を稼ぎたい『ミヤネ屋』の無茶な要求に日テレが困惑
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野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が爆発的な盛り上がりを見せている。3月9日からの一次リーグでは中国、韓国、チェコ、オーストラリア相手に破竹の4連勝。一次リーグのMVPには投手、野手で活躍する大谷翔平が選ばれた。
「オーストラリア戦では自身が出演する広告の看板直撃ホームランを打つなど『大谷のためのWBC』になっています。チケットは既に完売していますが転売サイトでは10倍から40倍の値段がつくほどの盛り上がり。レプリカユニフォームなどのグッズも早朝から並ばなければ買えないほどの売り上げで、まさに異常現象が起こっている。背景には大谷翔平の出場が決まったほか、新型コロナウイルス対策が緩和されたため一気にリベンジ消費、リベンジ観戦が行われている事情もあります」(大会関係者)
テレビ局もWBCブームに乗っかろうと必死になっている。その最たる例は『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)。一次リーグ突破後の15日には北京五輪で「世紀の落球」を犯した元プロ野球選手のG.G佐藤氏をゲストコメンテーターに迎えて国際大会、日本代表にかかるプレッシャーなどについてフリーアナウンサーの宮根誠司が話を聞いていた。
「キー局の日本テレビはWBC放映権を持っておらず、侍ジャパンをやればやった分だけ損する格好になるため、必要最低限しか放送していません。ところが『ミヤネ屋』は大阪の読売テレビの制作。そのため『とにかくフィーバーしているものをどんどん紹介しよう』とお構いなしの制作陣が日本テレビに対して『映像素材をどんどん提供してください』と無理難題を押し付けています」
日本テレビ側も自社の方針との違いに戸惑いを隠せずにいる。
「読売テレビさんはそれでいいかもしれないが、うちは一切中継に関係がない。スタッフも取材パスが前回大会までより大幅に制限されていることもあって、通常取材もままならない。それを大谷翔平、ダルビッシュ有など人気どころの映像を『どんどん送ってくれ』と言われても対応しきれない。本当に困っています」
ちなみにお隣の放送局のフジテレビはというと……。
「こちらも系列在阪局のカンテレからの『素材くれくれ』オーダーが止まらない。関西はWBCの視聴率もいいですから余計に欲しいのはわかりますけどね」
東西で対応が真っ二つに割れた珍しい事象といっていいだろう。
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