文化放送アナウンサーにコロナクラスター発生の疑いも…局サイド「隠ぺい」の可能性
#文化放送 #新型コロナウイルス
在京ラジオキー局の文化放送のアナウンサー複数人が相次いで体調不良に陥り、新型コロナウイルスの陽性判定を受けたアナウンサーもいることで、局内が混乱に陥っている。
事が発覚したきっかけは、7月14日金曜放送の『大竹まことゴールデンラジオ!』。メインパーソナリティの大竹まことが、金曜アシスタントを務める鈴木純子アナにコロナ陽性が判明し、出演を見送っていることを発表。また、同番組で月曜~木曜でアシスタントを務めている砂山圭大郎アナウンサーについても同様に感染していたとの連絡が来たことも明かし、大竹は自ら抗原検査を行った上で放送に臨んでいることを報告して、番組をスタートさせた。
砂山アナは、いとうあさこの生放送番組『ラジオのあさこ』でもアシスタントを務めているが、15日朝の放送でも「圭大郎先生がお休みとなりました」と報告。砂山アナは同日昼の『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』でもアシスタントを務めていたため、同様に砂山アナの様子が触れられていた。
「今のところ砂山アナは無症状ですが同居している家族への影響を考えてホテル待機しているようです」(中堅放送作家)
また、『ラジオのあさこ』では、砂山アナの代役として水谷加奈アナに白羽の矢を立てたものの、水谷アナも体調不良であることも明かされ、西川文野アナが急きょ登板したが、この状況から、文化放送のアナウンサーの間でクラスターが発生しているのではと疑われている。
政府は5月8日より、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを季節性インフルエンザと同じ5類に移行。マスクなどの感染対策も任意となった。
「ですが、声が商売のアナウンサーは用心深い人が多く、電車やバスなどの移動中やスタジオでもマスク着用の人は多い。砂山アナも常にマスク着用で放送に臨んだりと気を付けていたようだ」(同)
では、なぜクラスターが発生したのか。その背景に、7月1日付で行われた組織改編との関連が指摘されている。
「文化放送は近年、契約アナウンサーが満了で次々と退社、局アナへの負担は増大しているが、7月1日付の組織改編でついにアナウンス部が廃止。各アナウンサーは担当する番組の部署ごとの所属へと変更になったが、そのためにアナウンサーだけで集まる慰労会が開かれたようだ。水谷アナは自身のブログで7月10日、『バンザイ!』と題した記事を投稿。『お疲れ様の食事会』が開かれたことを明かしており、砂山アナ、鈴木アナら11名の姿が映った写真も掲載されていた。ここに参加していたスポーツ担当の長谷川太アナ、高橋将市アナも体調不良を発表しており、参加者のうち5名以上が体調不良になっている」(在京テレビ局関係者)
しかし、ここで文化放送サイドにクラスター発生を隠ぺいしようとする動きも見受けられるという。
「水谷アナの該当のブログ記事は、体調不良者やコロナ感染者が相次ぎ始めてから改めて注目されたが、それを受けてか、一時的に記事を削除して閲覧できないように。その後、再公開されたが、写真は削除され、慰労会を開いたことに関する文面も削られている状態に編集されてしまい、表向き、慰労会が“なかったこと”にされてしまっている。さらに、水谷アナや長谷川アナらはあくまで『体調不良』とだけアナウンスしており、検査を受けたかどうかも触れられていない」(同)
長谷川アナは不定期のスポーツ番組『長谷川太のスポーツギャラクシー』が14日に放送予定だったが、急きょ代役を立て、長谷川アナは「体調不良のためお休み」と報告されることに。高橋アナが出演予定だった15日のヤクルト対巨人戦の実況中継も、直前で代役が立てられる形となった。
第9波到来とされる今夏、会食を起源としたコロナクラスターと見られることを極端に恐れて“ダブルスタンダード”が生じた局の姿勢が問われている。
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