話題の日曜劇場『VIVANT』超えのドラマは? 夏ドラマ注目度ランキング
#ドラマ #ハヤブサ消防団 #最高の教師 #VIVANT #CODE #トリリオンゲーム #真夏のシンデレラ
いよいよ夏ドラマが本格的にスタートする。
ゴールデンプライム帯の作品もすでに2作の放送が始まっているが、7月10日に月9が始まるのを皮切りに大半のGP帯夏ドラマが始まるということで、このタイミングで、国内最大級の見逃し配信サービス「TVer」のお気に入り登録者数と、映画やドラマなどの国内レビューサービス「Filmarks」のClip!数(ユーザーが観たいドラマとして登録した数)から、ドラマ好きがどの作品に注目しているのかをランキング化してみた。どんな作品が放送を控えているのかという情報とともに、視聴の参考になれば幸いだ。
事前注目度は『CODE』『VIVANT』『最高の教師』らがリード
本企画では、TVerお気に入り登録者数とFilmarksクリップ数のもっとも高かった数字をそれぞれ「100ポイント」としてポイント換算し、総合したポイント(200ポイント満点)で順位を決めた。
春ドラマでは、TVerお気に入り登録者数、Filmarksクリップ数ともに他を圧倒していたのが木村拓哉主演の月9ドラマ『風間公親-教場0-』だったが、今期はTVerお気に入り登録者数とFilmarksクリップ数でそれぞれ傾向が異なるという結果になった。
まずTVerお気に入り登録者数で1位となったのが、坂口健太郎主演の読売テレビ制作・日本テレビ系列放送の日曜ドラマ『CODE-願いの代償-』で、8日0時時点でおよそ51.8万人が登録していた。ただ、これに次ぐ2位は伊藤沙莉×織田裕二×中島健人のテレビ朝日系火曜ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(36.9万人)であり、ここからもわかるとおり、TVerのお気に入り登録者数は放送が始まると一気に上昇する傾向にあるため、2日に初回放送となった『CODE』、4日に初回放送となった『シッコウ!!』が明確に有利という状況がある。
ただ、『CODE』の場合は1日0時時点のお気に入り登録者数は15.1万人で、中村倫也主演のテレビ朝日系木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』の15.4万人に次ぐ夏ドラマ3位だったことを考えると、放送前から注目度はそれなりに高かったといえる。なお、1日0時時点のお気に入り登録者数で1位だったのは東山紀之主演のテレビ朝日系水曜ドラマ『刑事7人 Season 9』の22.5万人だが、これはシリーズものであるために過去シリーズのお気に入り登録者数も積まれているうえに、6月7日放送開始とすでに1カ月近く経っているため、「7月期の夏ドラマ」という意味では『ハヤブサ消防団』の15.4万人が実質1位、『CODE』の15.1万人が実質2位だったといえるだろう。
『CODE』は、Filmarksクリップ数で7位(53.21ポイント)だったが、お気に入り登録者数で100ポイントとなったため、本ランキング上では首位となった。
次いで2位となったのが、堺雅人主演のTBS系日曜劇場『VIVANT(ヴィヴァン)』(16日スタート)。こちらはFilmarksクリップ数1位(100ポイント)だったが、お気に入り登録者数の伸びがやや鈍く、22.5万人(8日0時時点)で11位に。堺、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司と主演級が出演し、『半沢直樹』シリーズの福澤克雄氏が原作・演出を手がける壮大な作品となりそうなだけにやはり期待度・注目度は高いが、お気に入り登録者数が伸びなかったのは、TVer視聴者層に受ける作風ではなさそうなことと、あらすじなど事前の情報公開をシャットアウトしている影響か。林遣都、竜星涼ら追加キャストも華やかで、ドラマが始まれば一気に登録者数も増えそうだ。
注目度ランキング3位となったのは、松岡茉優主演の日本テレビ系土曜ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(15日スタート)。こちらも、菅田将暉主演で大反響を呼んだ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』の福井雄太プロデューサー×鈴木勇馬演出による新作ということでやはり期待度・注目度は高く、Filmarksクリップ数は『VIVANT』に次ぐ2位に。お気に入り登録者数は25.7万人で6位だが、こちらはスピンオフ作品『最高の生徒~余命1年のラストダンス~』(15日スタート)がTVer上で別番組扱いになっており(※放送も土曜14:30-15:00の関東ローカル「Zドラマ」枠となる)、こちらのお気に入り登録者数6.3万人を合算して考えれば実質3位となる。『最高の教師』は、松岡茉優演じる3年D組担任教師が生徒によって殺されるという設定で、「誰が殺したのか?」「なぜ殺したのか?」といった謎解き要素も核となっており、『3年A組』同様、終盤にかけて盛り上がっていきそうだ。
注目度ランキング4位は、森七菜×間宮祥太朗のフジテレビ系月9ドラマ『真夏のシンデレラ』(10日スタート)。こちらはFilmarksクリップ数3位、TVerお気に入り登録者数も4位とどちらも高い。これと似た傾向なのが、中村倫也主演のテレビ朝日系木曜ドラマ『ハヤブサ消防団』(13日スタート)で、Filmarksクリップ数4位、TVerお気に入り登録者数3位で、本注目度ランキングでは5位の『シッコウ!!』と僅差で6位となった。『真夏のシンデレラ』はフレッシュなキャスト陣と恋愛ドラマというところでキャストのファンを中心に注目されている印象で、『ハヤブサ消防団』も池井戸潤原作ながら中村倫也と川口春奈の共演というキャスティングの妙が強いのではないだろうか。1日0時時点のTVerお気に入り登録者数では、『ハヤブサ消防団』が15.4万人で実質1位だったことは先述したとおりだが、『真夏のシンデレラ』も14.9万人で実質3位と高い水準にあった。
『真夏のシンデレラ』は平成の月9感を漂わせる夏のラブストーリーというところで好みが分かれそうだが、脚本は昨年のフジテレビヤングシナリオ大賞に輝いた新人(市東さやか)を抜擢というところは、昨年大旋風を巻き起こした『silent』に倣ったつくり。演出・監督を務めるのは、『コンフィデンスマンJP』シリーズ『イチケイのカラス』シリーズや『リッチマン、プアウーマン』などの田中亮だが、相性次第で大きな反響を得そうだ。一方、『ハヤブサ消防団』は池井戸潤の小説を原作としたミステリー作品で、『緊急取調室』シリーズの脚本・演出が関わるということで手堅く支持されそうな作品だ。
Snow Man・目黒蓮の連続ドラマ単独初主演作となるTBS系金曜ドラマ『トリリオンゲーム』(14日スタート)と、赤楚衛二のGP帯連続ドラマ初主演作となる日本テレビ系水曜ドラマ『こっち向いてよ向井くん』(12日スタート)も同様で、『トリリオンゲーム』はFilmarksクリップ数5位、TVerお気に入り登録者数5位で、注目度ランキングは7位に。『こっち向いてよ向井くん』はFilmarksクリップ数6位、TVerお気に入り登録者数7位で、注目度ランキングは8位となった。どちらも人気マンガの実写化だが、『トリリオンゲーム』の脚本は、昨年悪い意味で脚光を浴びてしまった朝ドラ『ちむどんどん』の羽原大介ということでいろいろな意味で注目作でもある。
興味深いのは、福原遥×深田恭子のTBS系火曜ドラマ『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(11日スタート)の鈍さ。TBS火曜ドラマはTVerに強い傾向があり、実際、前期の『王様に捧ぐ薬指』も最終的には『あなたがしてくれなくても』に次いで春ドラマお気に入り登録者数で2位となるほどの人気があったが、Filmarksクリップ数、TVerお気に入り登録者数ともに8日0時時点で10位とやや鈍い印象だ。鈴鹿央士や、八木勇征(FANTASTICS from EXILE TRIBE)といった人気の若手俳優も相手役として出演するため、放送が始まってからどれぐらい伸びるか注目だ。
本人気ランキング10位はトップ10唯一の深夜帯作品で、SixTONES・松村北斗×なにわ男子・西畑大吾の共演となるテレビ朝日系オシドラサタデー『ノッキンオン・ロックドドア』(29日スタート)。原作は、第70回日本推理作家協会賞の候補になった青崎有吾の小説で、難事件の解決に挑む探偵バディもの。堤幸彦監督がハマるかどうかが懸念点となりそうだが、脚本は『イチケイのカラス』シリーズや『絶対零度』シリーズなどの浜田秀哉ということで、ジャニーズファン以外からどれだけ支持を得られるか。放送開始が遅いこともあってか、TVerお気に入り登録者数は16.8万人で15位となったが、Filmarksクリップ数は8位となっており、主演の人気ぶりもうかがえる結果だ。
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