トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『ぽかぽか』『DayDay.』大苦戦

『ぽかぽか』は年内終了も視野に…『DayDay.』も大苦戦でMC陣のストレスは増す一方?

『ぽかぽか』は年内終了も視野に…『DayDay.』も大苦戦でMC陣のストレスは増す一方?の画像
『ぽかぽか』番組公式Twitterより

 ハライチの澤部佑と岩井勇気、そしてフリーアナウンサーの神田愛花の3人がMCを務めているバラエティ番組『ぽかぽか』。この1月に始まって早4カ月が過ぎたが、年内を持たずに終了する可能性が浮上しているという。

 1年と持たず昨年末に打ち切りとなった『ポップUP!』の後を受けてスタートした『ぽかぽか』だが、初回から視聴率3.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下同)と苦しい滑り出し。現在では1%台を記録している日もあり、0%台となるのも現実味を帯びてきている。

「大手芸能プロのワタナベエンターテインメント枠とあって、最低1年間は続くと思われていましたが、初回放送から『4月からはなんと2時間になります』と、放送時間が1時間短縮されることを発表するという異例の展開も見せるなど、ドタバタのまま始まり、4カ月経った今もいまひとつ企画が定まらない。バラエティーのエースと呼ばれるスタッフが演出を手掛けているのですが、視聴者からは『YouTubeに毛が生えたようなレベル』と揶揄されることも。4月27日放送回では石田純一といしだ壱成親子がゲスト出演していましたが、いまこの親子に興味がある人がどれだけいるのか。キャスティングが小粒になってしまっているのも、タレント側から“出演メリットなし”と見られている証左。スポンサーからもそっぽを向かれ、完全な死に体です。番組が終了した後は、ドラマの再放送枠になることが内定しているのだとか」(テレビ関係者)

 一方、17年間続いた情報番組『スッキリ』を3月に終わらせた日本テレビも、後番組の『DayDay.』が頭痛の種となっている。視聴率は初日が最高で、『スッキリ』末期と比べても世帯視聴率で1~2%も悪化しているのだ。

「番組のコンセプトが定まっておらず、『スッキリ』と大して印象が変わらない。それはいいとして、放送開始が8時から9時になったことで視聴習慣が変わってしまったことが低迷の最大の要因では」(テレビ誌ライター)

 また、『DayDay.』は“MC問題”も大きいという。南海キャンディーズ・山里亮太、日テレアナウンサーの黒田みゆ、そして元NHKの武田真一アナウンサーという異色の取り合わせだが……。

「この時間帯は主婦層がメインですが、山里はこの層では特に好感度が高くなく、“朝から山里を観たくない”という人がまず少なくない。『スッキリ』時代は“天の声”だったため気にならなかったのが、『DayDay.』になって気になるようになったという人も。また、三顧の礼で迎えた武田アナもまだうまくハマりきれてない。報道のエースだっただけに、先日一部地域でJアラートが鳴った際はスムーズに“報道モード”に番組を切り替え、冷静に番組を仕切った手腕が話題となりましたが、しかし武田アナはコテコテのバラエティがやりたくてNHKを退社したという経緯があり、エンタメ系のニュースになると嬉々として前に出てくるのに違和感を覚える視聴者も多い。山里も気合が空回りしているのか、武田アナと話のテンポが合わないこともちらほらあり、結果、番組にリズムが生まれず、だらだらしてしまっている印象。“メインMC”をどちらかにはっきり定めたほうがよいのでは。山里は『スッキリ』時代同様にサポートに回ったほうが力を発揮できそうですが……」

 数字が悪ければ当然、MCのメンタルにも負担がかかる。

「ハライチ澤部は番組を休むほどの体調不良が起きていますし、山里は食事も喉に通らない状況になっているとか。特に山里のほうは、『スッキリ』が成功していたことを理解しているぶん、帯番組を受け持つプレッシャーは想像を絶するようです」(前出・テレビ関係者)

 番組終了の前に、MC陣の心が折れなければいいが……。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/05/01 07:00
ページ上部へ戻る

配給映画