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那須川天心、デビュー戦は「微妙」? シバターは“第2の亀田化”を懸念か

那須川天心、デビュー戦は「微妙」? シバターは“第2の亀田化”を懸念かの画像
「那須川天心のボクシングデビュー戦を見たけど…」(PROWRESTLING SHIBATAR ZZより)

 42戦無敗を誇った「神童」キックボクサーから一転、プロボクサーに転向した那須川天心が、4月8日に行われたプロボクシングデビューを勝利で飾った。

 対戦相手は日本バンタム級2位の与那覇勇気で、3-0の大差で判定勝ちを収めた。試合後のインタビューで与那覇は「無様に負けたなっていう感じです」「天心選手の引き立て役になってしまったので、悔しいというよりも情けない気持ちでいっぱいです」などとコメント。ボクサーとしての天心について訊かれると、「ボクシングの技術自体も思ったよりあるなと思いました」「パンチ力もキレで倒す感じ。今後もけっこうKOもしていくんじゃないですかね」「吸収力が凄いのでどんどん上に行くと思います」と称えた。

 この注目のデビュー戦について、元世界王者の内山高志は「課題はパワー」、同じく京口紘人は「引き出しは多かった」と評価もさまざまだったが、一方で「物足りない」というのがネットの大方の反応のようだ。

 所属ジムの本田明彦会長は9日、対戦相手は未定ながら次戦は複数の世界戦が組まれる首都圏開催のビッグイベントで行うことを明言。天心を“興行の顔”にするプランを披露した。

 その9日には、YouTuberで格闘家のシバターが「那須川天心のボクシングデビュー戦を見たけど…」という動画を公開した。

「天心に世界チャンピオンレベルの器や実力があるのか、その片鱗に注目していたというシバターですが、判定勝ちということで相手を倒しきれなかったこともあり、『微妙』と辛口採点。対戦相手の与那嶺選手が負け濃厚の展開にもかかわらず、なりふり構わぬダーティプレーや、プロボクサーの意地を見せようしなかったことにも物足りなさを感じていたようです」(YouTubeライター)

 さらにシバターは、ボクシングが「汚いビジネスになりえる」と指摘。その例として亀田興毅の名前を挙げている。

「亀田といえば、無名で弱い相手ばかりと戦っているとの批判を浴びたこともしばしばで、シバターはお金の力による『作られた世界チャンピオン』だったと一刀両断しています。天心も格闘家としての無敗記録を更新し続けていることもあって、亀田のようにならないかと懸念している様子。そのうえで、強い相手とバチバチの戦いをやってほしいとエールを送っています」(同)

 YouTuberとしては炎上騒動を起こすことも多いシバターだが、格闘家としての意見には賛同する視聴者も多く、動画のコメント欄には、「今後世界を取れるかどうかは微妙と思わせてくれたデビュー戦」「いかに井上尚弥選手がバケモノなのかが分かった」「天心サイドは無敗を守りたいだろうからガチ強いみんなが見たいカードは組まれないだろうと予想」といった感想が並んだ。

 当の亀田は、那須川がプロテストに合格した際、「2年は必要かな。2年で対応できたら素晴らしいボクサー」と分析。最短で世界チャンピオンを目指すよりも、しっかりと育成して態勢を整えるべきと提言していた。

 一方、「世界三階級王者」の井上尚弥は、「みんなさ、デビューしたばかりの天心と俺を比べるのは流石に可哀想だからやめーや。。」「素材は一流だからいつか戦える日が来るまで楽しみにしておる そして俺も絶対に負けられない、、」と、天心デビュー戦への厳しい意見に対して擁護しつつ、王者としての余裕も感じさせるツイートをしていた。

 無敗記録を伸ばし、注目度がさらに増している天心だが、“興行の顔”となる次戦の相手が強豪選手となるのか、それともかませ犬となるのか。今後は相手の戦歴も話題の的となりそうだ。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/04/13 06:00
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