美人格闘家・ぱんちゃん璃奈、「レアな成功例」が「詐欺で逮捕」転落の背景
美人格闘家・ぱんちゃん璃奈が5日、詐欺の疑いで逮捕されたことがわかり、話題となっている。
兵庫県垂水署は5日、ぱんちゃん璃奈のリングネームで活動している東京都墨田区の格闘技選手、岡本璃奈容疑者を逮捕した。岡本容疑者は、今年6月19日に東京ドームで開催された那須川天心と武尊の試合『THE MATCH 2022』のポスターをインターネットオークションサイトで販売。会場で配布された限定品、那須川と武尊の直筆サイン入りとの情報を記載して出品したが、実際には市販品であり、サインは岡本容疑者が真似て入れたものだったという。9万9900円で落札した神戸市在住の男性が、届いたポスターに大会スポンサーのロゴがなかったことから不審に思い、警察に相談したところ詐欺が発覚した。岡本容疑者は「自分で天心君や武尊君のサインを書いた上で出品し、お金をだまし取ったことは間違いありません」などと容疑を認めているという。
「ネット上には問題のオークションサイトでのスクリーンショットが出回っているが、落札者はすぐにサインが偽物だと見破った様子。問題のポスターを見てみると、確かに武尊のサインがあまりにずさん過ぎで、すぐにバレたのも納得。被害者が地元警察に被害届けを出したため、岡本容疑者は兵庫で取り調べを受けることになるが、格闘技界きっての美女だっただけに、大きな衝撃が走った」(格闘技ライター)
同容疑者はキックボクシング団体「KNOCK OUT」所属で、「KNOCK OUT-BLACK」初代女子ミニマム級王者に輝き、「RIZIN」にも参戦。YouTubeの登録者数は16万人突破目前だった。
昨年5月8日に放送された『ノブナカなんなん?』(テレビ朝日系)ではその私生活が紹介されたが、愛犬が住む都内の新築マンションは、1LDKの間取りで家賃16万円。ボディケアや月2回のエステに週4回のパーソナルトレーニングなども受け、「考えないようにしてるんですけど、めちゃめちゃお金使ってます。1カ月で(生活費含めて)100万円はいかないくらい」と明かしていた。
主な収入源はファイトマネーとYouTubeなどの副業で、足りない分はスポンサー収入で賄っているとも話していたのだが、その収入源をめぐる状況が今年一変した。
「今年4月、練習中に負傷し、前十字靭帯断裂と診断されファイトマネーはゼロ。さらに、10月にはプロデビュー以来所属していたジムから離れ、フリーになった。以前はジムの会長がマネジャー代わりを務めていて、岡本容疑者の活躍によって会長が“うれしい悲鳴”を上げていた時期も。しかし、ギャラの取り分などで徐々に岡本容疑者が独立を考えるようになり、試合もできないころからスポンサーの数が徐々に減ったようだ。以前からグッズ販売はやっていたし、今年6月にはファースト写真集を出してそこそこ人気だったようだが、それでも生活レベルを落とせなかったのか、“小銭稼ぎ”の犯行に手を染めてしまったのだろう。そもそも、天心にも武尊にも頼めば普通にサインがもらえたと思うが……」(格闘技業界関係者)
岡本容疑者は逮捕前日の4日、Twitterに「みんなに早く報告するの楽しみ!」と、復帰戦決定を示唆するような投稿をしていたが、試合どころではなくなってしまった。
「格闘技1本で食べていけるのは、今やRIZINに定期参戦している女子選手ぐらい。ファイトマネーだけで食べられない選手は、ジムの指導や、普通のアルバイト、あるいは別に本業を持つなどして食いつないでいるのが現状。岡本容疑者はレアな成功例だっただけに、同じ格闘家を利用した逮捕は余りに残念な事態」(同)
余罪も追及されているというだけに、新たな格闘家の“被害者”が出るかもしれない。
RIZIN、関係者が「また詐欺で逮捕」で…地上波放送は絶望的か
大阪府寝屋川市の市議の吉羽美華(よしば・みか)容疑者ら男女5人が、詐欺の疑いで逮捕されたが、吉羽容疑者の会社が格闘技イベント「RIZIN」関連の興行に関わっていたとの...『THE MATCH 2022』に陣取った警察関係者のお目当てとは
6月19日に開催され、那須川天心と武尊の“世紀の一戦”などで注目を集めた格闘技イベント『THE MATCH 2022』。5万人を超える観衆が集まり、チケットは即日完...サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事