トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > ガーシー容疑者と警視庁の攻防

ガーシー容疑者、“仰天戦略”で帰国拒否? 警視庁との攻防戦はまだまだ続くか

ガーシー容疑者、“仰天戦略”で帰国拒否? 警視庁との攻防戦はまだまだ続くかの画像
ガーシーチャンネル(東谷義和)Instagramページより

 YouTubeなどを通して著名人を中傷したなどとして、警視庁が暴力行為処罰法違反(常習的脅迫)や名誉毀損などの疑いで逮捕状を取得したことで、その動向が注目されているのは、参院議員のガーシー容疑者(本名・東谷義和)だ。

 警視庁捜査2課は23日、兵庫県伊丹市内にある東谷容疑者の実家宅に家宅捜索に入った。これを受けてガーシー容疑者は同日、自身のInstagramアカウントで生配信を行い、「オカンだけは勘弁してください。77歳の母親が関わっていると思いますか」などと涙ながらに訴えていたが、以前から暴露攻撃について「奥さんとかこどもとか、(相手にとって)弱いところ」を攻めるとの戦略を豪語していたこともあり、世間の視線は冷ややかだ。

 警視庁は親族宅も捜索したと報じられており、ガーシー容疑者の動画収益の資金の流れに妹名義の口座が関わっているとみているという。そうした状況もあってガーシー容疑者の発言には注目が集まっているが、運営するオンラインサロン「GASYLE」の公式Twitterアカウントは26日、「本日3/26のGASYLE生配信ですがガーシーさん体調不良のため延期とさせていただきます」と発表したほか、オンラインサロンは引き続きメンテナンス中の状態だと報告した。

「ガーシー容疑者は警察を挑発し過ぎたので身内もとばっちりを受けることになってしまったが、身内や関係先を攻めるのは反社会的勢力の捜査でよくやる手口。これまでのYouTubeなど動画配信収入の大部分を妹の口座に振り込んでいたようで、最悪の場合、ガーシー容疑者の親族の口座も含めて凍結されて資金を立ち、日本に帰国せざるを得ない状況になってしまうのでは」(全国紙社会部記者)

 警視庁は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配する意向も明かしている。また外務省も23日に旅券返納命令を出し、4月13日の期限までに応じなければガーシー容疑者の旅券は失効することになるが、それでも問題はなさそうだ。

「すでにガーシー容疑者は、滞在するドバイのあるUAE(アラブ首長国連邦)で、昨年10月から施行された、最長10年の居住ビザを取得できる『ゴールデンビザ』をクリエーター枠で申請し、取得済み。旅券を失効してもすぐに強制送還されることはないとみられる。なので、警察側もガーシー容疑者が帰国せざるを得なくなるような二の矢、三の矢を放つだろう」(芸能記者)

 多くの著名人らもガーシー容疑者の動向について持論を振るっているが、YouTubeでガーシー容疑者と対談したことがある「危険地帯ジャーナリスト」の丸山ゴンザレス氏は25日、TBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』に生出演し、「まだ明らかになっていないことはいっぱいある」「ガーシーさんって、斜め上のことをしてくる人なんです」「僕の想像を超えることをしてくるんじゃないかな」などと語っていた。

「とにかく帰国だけは避けようとするはずで、そのために世間を仰天させるような“戦略”を練っているのでは。考えられるものとしては、現地の女性と結婚して永住権を取得するとか、もしくは、ありとあらゆるコネを駆使して王族のファミリーに食い込むといったところ。ブレーンがいるのに加え、金も現地でのコネもあるので、日本の警察がどうやっても手を出せない状態を整えてくるはず。警視庁が金の流れを押さえに行ったのも、まずは金という武器を封じにいきたいからだろう」(同)

 まだまだガーシー容疑者と警視庁との攻防戦がニュースをにぎわせることになりそうだ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2023/03/29 06:00
ページ上部へ戻る

配給映画