ヌートバー、WBCの大活躍でCMオファー殺到? 今後の野球人生も安泰か
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野球世界一決定戦の「第5回ワールド・ベースボール・クラシック(以下WBC)」の1次ラウンドを日本代表は4戦全勝で突破。16日に行われる準々決勝への進出を果たした。
投手・打者の二刀流として初めて国際大会に臨むメジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平に負けないほどの注目を浴びたのが、アメリカ人の父と日本人の母を持つミックスとして日本代表入りを果たした、メジャーリーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバーだった。
「昨年のカージナルスでの成績は108試合に出場して打率2割2分8厘、14本塁打、40打点と平凡な数字。そのため当初は、記者仲間の間でも、国内の外野手を代表に選んだほうがマシではないかといわれていた。ところが、日本語がほとんど話せないにもかわらず、明るく人懐っこい性格でチームになじみ、日本名が榎田達治(たつじ)ということで『たっちゃん』 として慕われたうえ、1次ラウンドでは全4試合に1番・ センターで出場し、驚くほどの結果を出した」(スポーツ紙記者)
1次ラウンドのヌートバーは、4試合で打率4割2分9厘、3打点、2盗塁としっかり切り込み隊長の役割を果たし、 攻守で活躍。さらに、ペッパーミルでコショウを挽くようなポーズをするヌートバーの「ペッパーミルパフォーマンス」をチームメイトがマネるようになったが、ヌートバーの活躍によって市販のペッパーミルがバカ売れするなどの経済効果までもたらしている。
「初の日系人選手として正式に日本代表に選出されたのが大きな自信になっているのでは。大会終了後、カージナルスに合流しても注目されることになりそうで、レギュラーポジションをゲットできるかもしれない。ただ、全力プレーがモットーなので、ケガだけには気を付けてほしいもの」(同)
2018年にドラフト8巡目(全体243位)でプロ入りしたヌートバーがメジャー契約へと昇格したのは2021年。メジャーでプレーしたのはまだ2シーズンとあって、今年の年俸は2年契約で70万5200ドル(およそ9140万円)、契約金と合わせて90万ドル(およそ1億2000万円)とメジャーリーガーとしては最低ランクのレベル。しかし、周囲を取り巻く環境は一変しそうだ。
「おそらく、日本の企業からのCMオファーが殺到するだろう。スポーツ関係のクライアントがメインになりそうだが、日本の野球用品のメーカーもスポンサードに続々と手を上げることになると思われる。そうなれば副業であるCMのほうが本業の年俸を大きく上回ることになるのでは」(広告代理店関係者)
選手としてのキャリアも当面安泰のようだ。
「契約切れを待ってほかのメジャーにチームから巨額のオファーが来るだろう。仮に成績がパッとせずにメジャーの球団から声がかからない場合でも、日本の球団は『チャンス!』とばかりに争奪戦を繰り広げそうだ」 (先の記者)
次回のWBCは3年後の2026年3月に開催予定で、その時点で28歳のヌートバーには日本代表での連続出場が早くも期待される。
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