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吉岡里帆の主演映画『ハケンアニメ!』評価も…気になる所属事務所の“お家騒動”報道

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吉岡里帆

 3月10日の授賞式で各部門の最優秀賞が発表される『第46回日本アカデミー賞』の優秀賞が23日、発表された。

 妻夫木聡が主演した『ある男』が優秀賞の最多受賞で、12部門で13の優秀賞を受賞。大泉洋主演の『月の満ち欠け』が10部門11賞、そして吉岡里帆主演の『ハケンアニメ!』が10部門10賞と続いている。

「直木賞作家・辻村深月の小説を映画化した『ハケンアニメ!』は、アニメ業界で奮闘する人々の姿を描くお仕事ドラマで、『シン・ウルトラマン』などの話題作にかすんでしまい、300館以上の上映規模の作品におけるヒットの基準と言われる興行収入10億円には大きく届かなかったが、アニメ業界のお仕事ものとして評価は高かった。続々と発表されている他の映画賞の各賞にはノミネートされなかったが、日本アカデミー賞では優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、優秀主演賞など10部門で受賞という結果に」(映画業界関係者)

 吉岡は昨年、同作で『第45回山路ふみ子映画賞』の女優賞を獲得し個人としては初の映画賞を戴冠。続いて『第44回ヨコハマ映画祭』でも主演女優賞に輝くなど勢いに乗っている。高校時代から小劇場の舞台に立ち始め、下積み時代はグラビア活動を行うなどかなりの苦労人であることが知られているが、以前から注目されていた演技力がここにきてようやく評価され始めたようだ。

 今年デビュー10周年の吉岡は、今月15日に30歳の誕生日を迎え、この2つの転機を記念して発売した『吉岡里帆 Wアニバーサリー写真集「日日」』(マガジンハウス)は、「スペシャルBOX版」と「通常版」が「オリコン週間BOOKランキング」の写真集部門で1位と2位を独占するなど、2023年を幸先のいいスタートを切ったが、一方で、所属事務所の“お家騒動”が一部で騒がれている。

 同事務所の若手ブレイク俳優・神尾楓珠が昨年末からCM記者発表会などの欠席が続き、主演映画や出演ドラマの撮影などの降板が相次いでいる状態で、今夏までのスケジュールが白紙になったという“無期限休養”を17日発売の「女性自身」(光文社)が報じた。そして19日発売の「週刊文春」(文芸春秋)によると、この背景に、現事務所社長と、創業者の妻の対立があるという。創業者は2018年に亡くなっており、その妻が全株を所持しているが、もともとは別の事務所にいた2代目社長と折り合いが悪く、現社長が独立する可能性があるとしている。

「創業者を“育ての親”として慕っていた伊藤英明は2022年に、“心の師”と慕っていた津川雅彦さんが所属・経営していた事務所に移籍。伊藤に憧れていた神尾も今の事務所を離れるのではとみられている。創業者に恩義を感じ、葬儀の囲み取材で号泣していた吉岡は事務所から出るとは思えないが、『文春』は事務所の体制に混乱が生じているとしており、評価の高まっている吉岡の今後の仕事に少なからず影響が出る可能性もある」(芸能記者)

 事務所側は「そのような事実はありません」と神尾の移籍説をはっきり否定しているが……。いずれにせよ、今や所属事務所の稼ぎ頭に成長した吉岡だけに、騒動が実際に起こっているのだとしたら、円満な終息を望んでいるはずだ。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/01/29 06:00
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