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なにわ道枝主演『セカコイ』ヒットがジャニーズ“韓国進出”の足がかりに?

なにわ道枝主演『セカコイ』ヒットがジャニーズ“韓国進出”の足がかりに?の画像
『今夜、世界からこの恋が消えても』公式サイト

 なにわ男子・道枝駿佑が主演した映画『今夜、世界からこの恋が消えても』が韓国でヒットを記録。現地での道枝の人気も上昇しているようで、なにわ男子を始めとしたジャニーズ勢の“韓国進出”の契機となるのではと注目されている。

 一条岬氏の同名小説を実写化した同映画は、道枝と福本莉子のダブル主演作。交通事故によって眠るとその日の記憶を失ってしまう「前向性健忘」を患ったヒロイン・日野真織(福本)と、そんな彼女を献身的に支える一方で自身も大きな秘密を抱えている神谷透(道枝)の姿を描いたラブロマンスだ。道枝にとって映画初主演となった本作は、昨年7月に封切られ、興行収入15.3億円を記録するヒット作となり、同年11月から韓国でも公開された。

 もともと韓国で小説版がヒットしていたこともあって、同映画は10~20代の若者層を中心にブームとなり、韓国エンタメ情報を発信しているニュースサイト「Kstyle」などによると、今月11日までの集計で観客動員数約82万人、興行収入は84億ウォン(日本円で約8億7300万円)を記録。「2022年に輸入された実写洋画で興行ランキング1位」「2000年代以後に韓国で公開された歴代日本ロマンス映画で興行ランキング1位」「2007年以後韓国で公開された実写日本映画で興行ランキング1位」となり、「3冠」を達成したと報じられている。

 人気の原動力となっているのは、泣けると評判のストーリーと道枝の圧倒的なビジュアルだ。道枝は現地ファンの間で、その“顔面国宝”ぶりから韓国語のミチゲッタ(狂いそう、おかしくなりそう)と引っかけて「ミチゲッタシュンスケ」と呼ばれているという。また、韓国のボーイズグループ・CRAVITYのセリムが「男性主人公の方がとてもカッコいい。映画の雰囲気もよくて面白い」と発言するなど、K-POPアイドルからも道枝のビジュアルと映画への絶賛の声が集まり、それが作品への注目度をより高めたようだ。

 そんななか、韓国の映画輸入会社メディアキャッスルが13日に公式Twitterで「透役の道枝駿佑さんの来韓が決定しました!」と発表。作品を熱狂的に支持してくれる観客たちに感謝の思いを伝えるため、道枝は今月24日と25日に韓国で開催されるイベントに出演するという。イベント内容は「みっちーと一緒に1泊2日デート」と意味深に予告され、詳細は後日発表するとしている。日本の一部ファンは「1泊2日デートってどういうこと?」と困惑しているが、同映画の日本版公式Twitterアカウントがリツイートしているため、間違いない情報のようだ。

 ある意味、今回のイベントは道枝にとって“韓国進出”といえるもので、今後の人気の高まり次第では韓国の映画やドラマなどに起用される未来もあり得る。また、道枝は中華圏でも人気が高く、韓国だけでなく中国にも進出となればさらなる大きなチャンスとなりそうだ。

 これまでもジャニーズタレントの“海外進出”の例はあったが、若手メンバーが自然な人気の高まりによってイベントに招待され、現地で熱狂的に迎えられそうな気配となっているのは異例。それだけに道枝の中韓での支持の高騰は、ジャニーズ事務所にとっても長年の課題だった「海外市場」を本格的にうかがうきっかけになる可能性がある。特に韓国の音楽番組や音楽祭は、パフォーマンス動画がYouTubeにも公開されるため、出演すると世界的に注目を集めやすくなると指摘されている。

 日本のSNS上のファンからも「ついに道枝くんが韓国進出!」「みっちー、あっという間にアジア全体で大人気になりそう」「『セカコイ』がもっと世界に広まりますように!」などと歓喜のコメントが寄せられており、祝福ムードが広がっている。はたしてジャニーズの本格海外進出の鏑矢となるのか、さまざまな意味で道枝の“韓国デビュー”には大きな注目が集まりそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/01/17 21:00
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