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キンプリ分裂に「海外進出」関係なし? 「井ノ原発言」でますます深まる謎

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10年以上前のイノッチ。この頃は社長になるとは…

 イメージ刷新、とはならなさそうだが……。

 ジャニーズ事務所が1月1日、藤島ジュリーK.社長名義で「4つの約束」を掲げるコメントを発表した。ジュリー社長がこのような声明を出すのは初めてのことで、4つの公約「コンプライアンス体制の整備・実践」「タレント・スタッフ・経営の三位一体体制」「社会貢献活動の継続・発展」「個性の尊重・人づくり」が提示されたものの、世間からは冷ややかな目で見られているようだ。

 さらに続いて同日、昨年からジャニーズJr.の育成・プロデュースを主とする関連会社ジャニーズアイランドの代表取締役社長に就任した井ノ原快彦のインタビューが「デイリー新潮」に掲載されたが、年末に行われたというこのインタビューでの発言が、ジャニーズファンにさまざまな衝撃を与えている。

 とりわけ注目されたのが、12月28日発売の「週刊文春」2023年1月5日・12日号(文藝春秋)に掲載され、26日に「文春オンライン」で先行公開されたIMPACTorsの退社報道についてだった。ジャニーズアイランド前社長の滝沢秀明氏が名づけ親となったこのグループが全員での退所を希望したという内容で、このことについて井ノ原はあっさりと事実だと認めている。

「井ノ原によれば、12月中旬に仕事の話をしに彼らの楽屋を訪れた際、『突然、向こうから切り出されました』とのこと。話し合いは短かったそうですが、メンバーの意志の固さを感じたのか、その場で了承したようです。IMPACTorsは『カウコン』こと年末恒例の『ジャニーズカウントダウンコンサート』にも出演したばかり。3月には大阪松竹座で、5月には東京・日本橋三井ホールで公演も控えており、こういう形で退所を認めたことに業界からは驚きの声が上がっています」(芸能記者)

 井ノ原のこうした姿勢について芸能事務所関係者は、「どうせいずれわかることだし、今の事務所に対する世間の“信頼度”を考えると、否定してしまうより正直に認めてしまったほうがいいという考えなのでは」とみる。

 だが、その“正直すぎる”発言がかえって、ここ最近のジャニーズの騒動に関する疑問をさらに深めてしまったようだ。

「まず滝沢氏の扱いですよね。9月中旬にジャニーズアイランド社長とグループ役員からの退任の意向を弁護士を通じて申し出たそうで、ジャニーズ事務所は慰留したと主張しているものの、実際には9月26日の役員会で社長退任が承認されているというスピード展開。そして退社理由については一向に明かされてないばかりか、なぜか滝沢氏にお世話になったタレントたちもこぞって名前を口にしないなど、謎が多いのですが、井ノ原によれば『彼はほとんど誰とも話さないまま、出ていってしまった』とのこと。引き継ぎもなかったそうです。この社長交代劇でジャニーズJr.が不安になったという話では『突然、滝沢がいなくなって』という言及もあり、かなりのスピード退社だったことがうかがえます。どう見ても円満とは思えないですよね」(同)

 そしてやはり、平野紫耀らメンバー3人のグループ脱退と事務所退社が決まっているKing & Princeだろう。

「退所を決めた理由として、“海外で活躍できるグループを目指していたが、現状では無理と判断し、目標を失った”といったようなことが語られていましたが、一方の井ノ原は『「海外進出をめぐる方針の違い」とは僕は彼らからは聞いていないので、本当のところはわかりません』と、なぜか混乱を招きかねない回答をしてるんです。本当にそんな話を聞いていないのを正直に話してしまったのでしょうが、だとすれば井ノ原自身がキンプリのメンバーから聞いた理由は何だったのか。それが話せないということであれば……ですよね。メンバーと直接話していないだけなら『話していないのでわからない』と答えればいいだけのことですから。実際、メンバーの脱退・退所発表前の取材ではありますが、事務所に残留する高橋海人が『(Travis Japanのように)自分も海外行きたいなー!』と11月8日発売の『週刊朝日』(朝日新聞出版)のインタビューで答えており、“海外進出をめぐる方針の違い”だけが理由とはとても思えないんですよね」(同)

 “井ノ原発言”をめぐっては「誰かの人生を邪魔して築きあげてきた“帝国”であれば、とっくに崩壊しているはずですよ」という部分にも、「それ、退所組の前でも胸を張って言える?」と失笑が起こっている。事務所のイメージ回復戦略の一環とみられるが、余計に事務所への疑念が深まるインタビューとなってしまったようだ。

宇原翼(ライター)

雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。

うはらつばさ

最終更新:2023/01/05 06:05
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