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King & Princeベスト盤の発売にファン複雑…メンバーの変わらぬ「仲良し」ぶりも影響か

2022/12/26 21:00

#King ＆ Prince

　King & Princeが24日、2023年1月からの4カ月連続リリースと初のベストアルバムの発売が決定したことを特設サイトなどで発表した。ファンにとって最高のクリスマスプレゼントになったと思われる発表だが、複雑な心境になるファンも少なくないようだ。

　King & Princeは平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が来年5月22日に脱退し、それぞれジャニーズ事務所も退所すると発表。以降は、残った永瀬廉と高橋海人の2人でグループを継続するという。

　そんな中で発表された4カ月連続リリースの第1弾は、来年1月18日にリリースされるドーム公演『King & Prince First DOME TOUR 2022 ～Mr.～』のBlu-ray＆DVDからスタート。第2弾は2月22日に12枚目のシングル（詳細は後日発表）、第3弾は3月22日に今夏のコンサートツアー『ARENA TOUR 2022～Made in～』のBlu-ray＆DVD。そして第4弾として、4月19日にグループ初のベストアルバムが発売される。

　ドーム公演やコンサートツアーのソフト化は以前から待望されていたもので、新たなシングルの発売にもファンは歓喜している。だが、ベストアルバムについては賛否両論で物議を醸しているようだ。SNS上では「連続リリースの最後がベストアルバムって、5人のキンプリが終わるカウントダウンみたいで複雑」「ティアラ（※キンプリファン）のこと考えてくれたんだろうけど悲しくなる」といった声が少なからずあがっている。

　特設サイトのドメインに「deartiara（Dear Tiara）」の文字が入っているなど、まさにファンへの愛を込めたプレゼントのはずだったのだが、やはり「5月の脱退に向けたカウントダウン」「3人の脱退直前にベストアルバム」というスケジュールに複雑な感情を抱いてしまう人は多いようだ。

　グループの空中分解の理由については、一説にはメンバーたちに方向性の違いが生じたためともいわれている。だが、23日に出演したテレビ朝日系音楽特番『ミュージックステーションウルトラSUPER LIVE 2022』では、そんなことをまったく感じさせない「仲良しぶり」を見せたことが話題になった。

　番組では、永瀬が「今年の一枚」として今春に開催したドームツアー中に神宮寺と2人で花見に行った時の写真を紹介。永瀬は「何年かぶりのお花見でテンション上がった」と振り返り、神宮寺は「周りはカップルだらけだったんですけど、何を思ったのか廉が僕と腕を組み始めて他の皆さんに対抗していたという。でも楽しかったですね」と笑って秘話を明かした。

　また、岸はロケバスで高橋が寝ている姿を隠し撮りした写真を公開。高橋が「結構ウチのメンバー、僕が寝てる時にすぐ撮るんですよ」と愚痴ると、メンバーたちは他にも「高橋の寝姿」の写真がたくさんあることを匂わせた。平野は「一般人のおじさん」と一緒に行ったという北海道旅行の写真を紹介。満天の星空を背にした美しい写真について、神宮寺が「写真集の撮影じゃないんだよね？」とツッコミを入れる場面もあった。

　グループに残る立場、去る立場にかかわらずの仲のよさそうなトークや写真だったため、ファンからは「本当に3人がキンプリからいなくなるなんて信じられない」「どう見ても仲良さそうなのになんで」といった声が噴出。さらに、Twitter上で番組観覧に行ったというファンが「キンプリちゃんはとにかく仲良しだった」と証言し、「歌唱スタンバイ前に高速で振り確認する紫耀くんを見て、海ちゃんが笑っていた」「海ちゃんのソロの時、紫耀くんが頑張れって両手ギュッてしてた」といったエピソードが拡散されている。

　メンバーたちの関係は何も変化がないように見えるのに、まるで「5人体制の最後」を告げられるかのようなベストアルバムのリリースは違和感があり、多くのファンが戸惑って先述のような声につながっているようだ。今回発表された4カ月連続リリースをはじめ、グループは来年どのような活動を見せてくれるのか、今後も注目したい。