『新・信長公記』最後までTVerも不調で『花晴れ』にも破れ…TVerドラマ人気ランキング
#監察医 朝顔 #TVer #六本木クラス #新・信長公記
在京民放キー局5社を中心として2015年10月に始まったTVer。参加局、取り扱う番組も増え、2022年3月には月間動画再生数が歴代最高となる2.5億回を突破し、2022年7月にはアプリ累計ダウンロード数が5000万を超えるなど、もはや定番のサービスとなった。今や「見逃し配信」は当たり前となったが、やはりTVerではドラマが圧倒的に見られており、ドラマの見逃し配信需要がこのサービスを牽引していると言えるだろう。
しかしTVerにおける再生回数は基本的に非公表で、期ごとの番組再生数ランキングなどで一部が明らかになるか、あるいは新記録を打ち立てた時などに番組側が発表する程度。そのため、視聴率をもって番組が語られてしまう状況が長らく続いている。
そこで、TVerの総合ランキングを定点観測することで、視聴率とは違ったドラマ人気をある程度は可視化できるのではないか、と考えたのが本企画だ。総合ランキングでの順位に対しポイントを付け、合計した結果から日刊サイゾー独自の「TVerドラマ人気ランキング」をご用意した。今週は9月24日(土)~9月30日(金)までを観測した結果(1日2回、決まった時間にTVer総合ランキングをチェック)をお伝えする。
『六本木クラス』首位キープ、『新・信長公記』は最後までふるわず
今回の結果は以下のとおり。夏ドラマの大半が前週までに終わり、TVer総合ランキングから姿を消していったため、秋ドラマの本格スタートまではトップ10に縮小する。
『石子と羽男』『魔法のリノベ』『競争の番人』『家庭教師のトラコ』『テッパチ!』がトップ10から消えたため、大きく様変わりした今回の人気ランキング。1位は先週に引き続き『六本木クラス』が制した。『石子と羽男』が消えたことでTVer総合ランキングの1位滞在期間は大きく伸び、ポイントは初回以来の400オーバーを記録する勢いを見せた。29日に最終回を迎えたばかりで、次週も1位キープは間違いないだろう。
2位は先週22日に最終回を迎えた『純愛ディソナンス』。最終回も視聴率はあまり伸びなかったが、TVerでの順位もあまり動かず、先週とポイントは同水準となった。
目黒蓮の秋ドラマに懸念高まる…中島裕翔『純愛ディソナンス』が歴代ワースト4位の大惨敗
フジテレビの木曜劇場がいよいよ危ない。 2000年代は数々のヒット作に恵まれ、2010年代前半も『最後から二番目の恋』『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』など反響を...3位にランクインしたのは26日に放送された『監察医 朝顔』のスペシャルドラマ。土曜から集計している本ランキングの性質上、月曜夜放送ということで7日間フルの集計結果とはならなかったが、水曜にはTVer総合ランキング1位を制するなど勢いがあり、これが7日間フルでの集計であれば『純愛ディソナンス』を破っていただろう。
4位は先週に引き続き17日に放送された『ガリレオ』シリーズの新作ドラマ『ガリレオ 禁断の魔術』。新作映画公開に合わせたスペシャルドラマであることもあってか、見逃し配信の期間が2週間もうけられており、今週も引き続きランクインとなった。24日に最終回を迎えた『初恋の悪魔』が2週目の『ガリレオ 禁断の魔術』に及ばなかったのは少々残念な結果だ。
6位と7位には、『コンフィデンスマンJP』と『花のち晴れ』と、改編期の狭間の期間で強さを見せる旧作がランクイン。『新・信長公記』は25日に最終回を迎えたが、強豪が消えた中でもあまりポイントが伸びず、またも旧作にすら破れる形に。最後までTVer人気の乏しさが続いてしまったことがここからもわかる。視聴率的にも『純愛ディソナンス』に次いで今期ワースト2位。日テレドラマは今期、本当に視聴率でもTVerでもふるわなかったが、特に『新・信長公記』は問題作となった。
なお、10月5日には早くも『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジ水曜22時)『ファーストペンギン!』(日テレ水曜22時)、6日に『silent』(フジ木曜22時)、8日に『祈りのカルテ~研修医の謎解き診察記録~』(日テレ土曜22時)が秋ドラマの初陣を切る。本格的な秋ドラ対決は次々週以降となるだろうが、日テレは巻き返すことができるか、注目したい。
〈前回のランキングはこちら〉
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