
BE:FIRST「Bye-Good-Bye」は当初「社長への感謝」を歌う予定だった――styが語る制作秘話
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日本の音楽業界にいま足りてないこと
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――最後にBE:FIRSTとかSKY-HIさんやBMSGに期待することについてうかがってもいいですか。
sty まずSKY-HIさんの会社の名前ですね。Be MySelf Group。社名が素晴らしいなと思った。その考え方ってやっぱり、長年キャリアを積んだSKY-HIさんがそこにたどり着いたってことは、つまりBe myselfであることが難しい業界なんだなってことがわかるじゃないですか? それを自分だけじゃなくて、次の世代に残していかなきゃいけないという使命感がすごい素敵だと思います。BE:FIRSTについては、ご本人たちがもっと自分たちで曲を作るような形のアーティストになったら、さらに素敵だなと思いますね。今はやっぱり、踊りの練習、歌の練習とか、いろんなことをやらなきゃいけないでしょうけど。もっと制作系の方たちと絡み合って、ご本人たちがこういう曲作りたいなとかっていう欲がもっと前に出てきたら、さらに素敵になるんじゃないかな。もちろん、SKY-HIさんが今やってることもまったく間違いないんですけど。
――本人たちも機会があるごとに制作には関わっていってますもんね。
sty あともう1個いいなと思ったのが、全部メイドインジャパンでやってること。海外の売れっ子に曲をお願いするのもひとつの手ではあるけど、ものを作るときに、「こういう信念があってこういう魂でやってます。そのためにはこういうメッセージが必要で、こうしたら多分社会がこうなっていくんじゃないか」みたいなことを考えることが、日本の音楽業界に今、足りてないんじゃないかなって。
――BE:FIRSTのアルバムでは若い人も積極的に起用してますもんね。eillとかLOARとか……。
sty そうそうそうそう! それも素晴らしいと思う。ちゃんとヒップホップ界隈の人も起用してるし。ああいう大きな存在にいろんな人が関わるっていうのが一番素晴らしいじゃないですか。
――メインストリームだからこそ、できること。
sty そうそう! みんな日和っちゃうんですよね、大体。それが素敵だなと思って。それって、本来なら昔はメジャーレコード会社とがやってたことじゃないですか。アーティストが私財投げ売ってやるような話ではなかったはず。あとSKY-HIさんが言ってたことですけど、もともとは『スッキリ』さんに追ってもらうことも決まってなかったそうで、それでオーディションを始めようって普通は思えない。普通のレコード会社とかだったら全ての座組を組んでから始めるから。自分でプレゼンして回ってたじゃないですか。なかなかできることじゃないし、本当にすごいなと思います。これからの動きも楽しみですね。
エス・ティ・ワイ(sty)
作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー。 90年代のR&B, HIP HOPに影響を受け音楽制作を開始。2005年、ソングライターおよび音楽プロデューサーとしてのキャリアをスタートしてすぐに、 EXILEや倖田來未の作詞・作曲・プロデュースを手がけ、一躍新進気鋭の音楽プロデューサーに。少女時代、三浦大知、Crystal Kay、宮野真守、三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEなどのヒット曲を多数プロデュースするかたわら、職業作家としての15年分のノウハウを引っさげて「エス・ティ・ワイ」としてファッショナブルなシンガー・ソングライターとしても活動を開始、そのオルタナティヴでアンニュイな音楽性でさらなるファン層を拡げ続けている。2014年、三代目J SOUL BROTHERS「R.Y.U.S.E.I.」で第56回レコード大賞を受賞(作詞・作曲・プロデュース)。
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