トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > インタビュー  > BE:FIRST「Bye Good-Bye」制作秘話
BE:FIRSTが何なのか証明しよう『BE:1』発売記念特集 styインタビュー

BE:FIRST「Bye-Good-Bye」は当初「社長への感謝」を歌う予定だった――styが語る制作秘話

「Bye-Good-Bye」の元の歌詞は「ボスへの感謝の歌」

(2/3 P1はこちら

――曲自体はけっこう前からあったそうですね。

sty 2021年の9月に制作してましたね。そういえば、「Bye-Good-Bye」の歌詞は、もともとはドラマとか決まってなかったから、「メンバーからSKY-HIさんへのメッセージ」みたいな曲にしてたんです。「Magic」ってタイトルで、あなたの笑顔のために僕は頑張るよ、精一杯のマジックを君に見せたい、何でも頑張れる、みたいな感じの歌詞にしてて。それは恋愛の歌に見せかけて、実はメンバーからのSKY-HIさんへの気持ちっていうシミュレーションだったんです。デビューして、もうちょっと頑張ったら夢に近づきそうで、「君」=SKY-HIさんとなら叶う、みたいな。でもちょっと不安と期待があって。そういう、恋愛を模したボスへの感謝の歌。精一杯のマジックを見せたいっていう、そういう歌詞にしてて。サビだけ変えて、新しく作った「Bye-Good-Bye」は青春群像恋愛模様になったわけですけど。

――なるほど。サビとかヴァースとかでいろんな視点があるような、ちょっと不思議な歌詞という印象でしたが、そういうことだったんですね。

sty 今のところはバイバイだけど、また出会えるから自分は自分で頑張るぜ、みたいな男の子の気持ちに仕上がりましたね。でも、なんで元の歌詞はあんなふうにしたかというと、彼らはSKY-HIさんといろいろ歩んできてデビューして、人気が出てきたりとか、いろんな人の目に触れたタイミングで。もう少しで夢が手が届きそうとか、「あと少しほんのちょっとってときのよそ見が一番の注意ポイント」みたいな、調子乗ったらあぶない、気をつけなきゃみたいなのを、デビューしてワっときてる直後のBE:FIRSTが歌ったらおもしろいかなと思ったんですよね。

――今のBE:FIRSTがこれを歌ったらおもしろいんじゃないかっていう視点。

sty Chakiさんも、ヒット曲を作ったことある人の視点は重要って言ってくれてて。私はそういうつもりで仕事してないんですけど。Chakiさんと私は、本当にお互い愛し合ってるというか(笑)大好きなんですけど、作ってるものが。めちゃくちゃ信じられないぐらい尊敬してるんですよ、自分にできないことができるから。自分の作ったものに対して客観的に考えてて、ワンレイヤー上に自分を置いてるんですよね。やっぱりプロデューサーの視点なんですよ。自分はもっとアーティストに近い見方をしてしまう。この人はどういう考え方してるんだろう?とか、この人が言いたいことって何だろう?とか、この人がこういうこと言ったらおもしろいかな、っていう視点で曲を作る。だから、「SKY-HIさんありがとうソング」リベンジしたいですね。それを大団円で歌ってほしい。私がそれを見てもらい泣き(笑)。この曲の制作の流れとかメンバーさんは知らないと思うから、「これ元はSKY-HIさんのために作った曲だったんですか」って驚くかもしれませんね。

――ファンも驚くと思いますよ。

sty BESTYの方たちって、ファンロイヤリティがすごい高いってのを私は察知してたんですよ。これはめちゃめちゃ素敵なファンが集まってるなと思って。その知られざる関係性を、クリエイティブに乗せるっていうのが私の仕事じゃないですか。だからやりたかったんですけどね。美しいじゃないですか、SKY-HIさんは長いキャリアをアイドルでやってて、一方、ちゃんとラッパーとしても活躍されてて、180度真逆の活動をずっとしてて見えてくる世界って、並の活動してる人じゃわかんないことを多分いっぱい経験してるだろうし。その人が一段落して、私財を投げ売ってまた新たなグループを育てるって、どういう感情の動きなんだろうと思って。メンバーの人たちもめちゃめちゃ本当に性格がすごいいい人たちが集まって。こういう関係性は素敵だなと思ったんですよね。(2/3 P3はこちら

123
ページ上部へ戻る

配給映画