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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『ポップUP』民放最下位でも3月まで続く?

フジ『ポップUP!』、テレ東『昼めし旅』に負けても3月まで続きそうなトホホな裏事情

フジ『ポップUP!』、テレ東『昼めし旅』に負けても3月まで続きそうなトホホな裏事情の画像
公式サイトより

 もはや打つ手なし。フジテレビにとって「実におもしろくない」状況となっているようだ。

 今年4月にスタートしたフジテレビのお昼の帯番組『ポップUP!』の打ち切りが一部で報じられているが、後継番組のメドはまだ立っていないという。

「同番組は佐野瑞樹アナと山﨑夕貴アナが進行MCを務めていますが、前番組が毒気の強い坂上忍MCの『バイキング』だっただけに、地味さが際立っています。世帯視聴率は同時間帯に放送されている民放キー局の番組の中でも最下位が定位置で、最近は連日1%台を記録している。テレビ東京の『昼めし旅~あなたのご飯見せてください~』でも2%取ってますからね。ADやディレクターがレポーターを務めるローカル番組にも負けてしまうのだから、目も当てられません」(テレビ関係者)

 一部報道によると、後番組のMCとして中居正広に白羽の矢が立ったようだが、もはや“死に枠”となっているフジの昼帯に出演するのはかなりのリスクがあることから、いい返事は得られていないようだ。

「一日でも早く番組を終了させたいのがフジの本音なのは間違いありませんが、いかんせん後番組についてはコンセプトすら決まっていないようです。というのも、フジは近年大リストラを敢行したことで、ベテランや有能なスタッフはみな退社してしまい、新番組を立ち上げられるような体制にないためです。当初は9月いっぱいでの終了を目標にしていたものの、こうした事情から年内終了も難しくなっていて、ズルズルと来年3月まで続けざるを得ない状況になっているといいます。

 そんな中で、12月から年明けにかけて2回目のリストラをするとの動きもあるといいますから、ますます新番組などと言っていられなくなる。仮に来年4月の改編で新番組がスタートできなければ、再放送枠にすることはほぼ確定。キー局としては屈辱的な措置ですが、フジには過去のヒット作が山ほどありますし、制作費もかからずに視聴率が『ポップUP!』の4~5倍も取れるのなら、そのほうがおいしいのは間違いないですからね」(前出・テレビ関係者)

 しかし、フジテレビの凋落は他局にとっても嬉しい話ではないという。

「フジの番組を観なくなったからといって、その人たちが他局に流れるということにはならない。むしろテレビ離れを起こして、NetflixやYouTubeなどに取られてしまうことになりかねない。他局のテレビマンたちも『うちから優秀な放送作家やディレクターをフジに派遣して助けてあげたい』と言っていますよ」(制作会社ディレクター)

 フジテレビの現在の最重要コンテンツは、9月16日に公開された『ガリレオ』シリーズの映画最新作『沈黙のパレード』。17日には公開を記念した完全新作スペシャルドラマ 『ガリレオ 禁断の魔術』も放送されたが、いっそ映画にかこつけて月9で放送していた『ガリレオ』の再放送に切り替えてしまったらどうか?

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/09/19 08:00
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