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フジ新番組『ポップUP!』舞台裏では大混乱 放送1週目で早くも打ち切り必至か

フジ新番組『ポップUP!』舞台裏では大混乱 放送1週目で早くも打ち切り必至かの画像
番組公式サイトより

 坂上忍がMCを務めていた『バイキングMORE』が4月1日に終了し、フジテレビのお昼の帯番組として新たに『ポップUP!』が今月4日からスタートした。

 「情報&Lifeエンターテインメント番組」を謳う同番組は、佐野瑞樹アナウンサーと山﨑夕貴アナウンサーの局アナ2人が進行MCを務め、曜日ごとに小泉孝太郎、三浦翔平、おぎやはぎ、髙嶋政宏、平成ノブシコブシ・吉村崇が「曜日パーソナリティ」を務める約3時間の生放送番組。ところが、8日の放送でいきなり思わぬ事態が起こってしまった。

 木曜パーソナリティを務める髙嶋政宏が、初回出演にもかかわらず、「出演舞台の稽古で静岡にいるため」に欠席。東野幸治が代役を務めたのだ。

「本来パーソナリティに起用するなら、そのタレントのスケジュールをしっかり押さえてから起用に踏み切るもの。ところが、それがまったくできていなかったようで、髙嶋がまさかの初回欠席となった。曜日パーソナリティは月曜に小泉孝太郎、火曜に三浦翔平と他にも俳優がおり、同様の事態がさらに起こることもあり得る」(テレビ局関係者)

 もっとも、そんな事態が起こってしまったのも納得させられるような大混乱が舞台裏で巻き起こっていたようだ。

「7日発売の『週刊文春』(文藝春秋)によると、タレントのブッキングも担当していた同局の40代半ばの女性チーフプロデューサーが2月頃から突然、休養に入ってしまったのだとか。しかしチーフプロデューサー不在という緊急事態にもかかわらず、現場のスタッフらに対して会社側からは何の説明もなし。結局、男性プロデューサーが代わりにチーフプロデューサーに昇格したそうです。中心になって番組立ち上げの準備をずっと進めていたその女性チーフプロデューサーは今も休養のままで、こうした事態に現場は大混乱だそう」(芸能記者)

 『ポップUP!』といえばレギュラー出演者の全貌がなかなか明らかにならず、その日の”顔”を務める曜日パーソナリティは火曜日だけ「調整中」の状態がしばらく続き、番組スタートまで1カ月を切った3月7日になってようやく三浦翔平の登板を発表。このあたりにもチーフプロデューサー交代劇の影響が出ているのかもしれない。

 また、番組の企画がブレブレという指摘も……。

「初日の4日こそ大活躍中の女優・上白石萌音が生出演を果たしましたが、その後は、元AKB48・西野未姫の親子旅、冷凍食品ジャーナリストが選んだ『から揚げ番付』、エスニック袋めん番付など、とって付けたような企画のオンパレード。さまざまな話題を『ミーハー心全開』で届ける番組というコンセプトですが、よその情報番組などでやったネタの寄せ集めのようだとの声も聞かれます。

 また、ゲストと話す『スター☆ニュース速報』という企画があり、初日の4日の『スターゲスト』が上白石萌音だったのですが、翌日のゲストは社会学者でタレントの古市憲寿と急にランクダウン。しかもこのコーナーは、ゲストとのトーク中に突然アナウンサーが『ここで速報です』と割り込み、ゲストの個人的な話題をニュースのように読むという演出が取られるため、視聴者からは『本当の速報かと思った』『まぎらわしい』とネガティブな反応が続出しました」(同上)

 あまりの不評に、『ポップUP!』の視聴率は1週目で早くも打ち切り必至の”危険水域”に達してしまったという。

「平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)は初日が3.2%で、いきなり『笑っていいとも!』の後番組として始まった『バイキング』の初回6.3%を大幅に下回ってしまった。さらに翌日以降、2.1%、2.1%、そして7日には1.6%までダウン。深夜帯かと思うような低視聴率で、早くも大きなテコ入れが必要な状況に追い込まれてしまった」(フジ関係者)

 『バイキング』もスタートした当初は企画が迷走。テコ入れを何度も図り、生活情報バラエティ番組から、時事ネタを生討論するというワイドショー路線へとシフトした2年後から視聴率が安定しただけに、『ポップUP!』もすぐに打ち切りということはなさそうだが、初回視聴率が『バイキングMORE』最終回の視聴率4.8%をも下回ることを考えると、まずは『バイキングMORE』を観ていた層を呼び戻す必要があるのかもしれない。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/04/12 12:00
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