『バイキング』後番組『ポップUP!』の出演者が小粒すぎ? 視聴者が「誰も知らない」悲劇も発生か
#ポップUP
春がお別れの季節なのはテレビ業界も同じ。フジテレビでは、すっかり“昼の顔”となった坂上忍が司会の『バイキングMORE』が終了し、新たな帯番組『ポップUP!』がスタートする。
「『笑っていいとも』終了を受けて2014年に始まった『バイキング』は、スタート当初こそ超低視聴率に苦しみましたが、ジワジワと数字が上昇。放送時間も1時間から2時間、さらに3時間と、どんどん拡大しました。とはいえ『ヒルナンデス』(日本テレビ)、『ひるおび!』(TBS)、『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日)ら裏番組に数字は届かず、坂上の毒舌が炎上したり、パワハラ疑惑が報じられたこともありました。
お化け番組『いいとも』の後番組の司会を引き受けてくれた坂上は、フジテレビにとって頭の上がらない相手ですが、彼を切れば年間1億円を超えるギャラが浮きます。スポンサーは炎上をとにかく嫌いますし、業績が低迷する会社の状況も考えれば、坂上の肩叩きに踏み切らざるを得なかったということでしょう」(キー局関係者)
テレビ史に残る人気番組『笑っていいとも』の呪縛から最後まで逃れられなかったとも言える『バイキング』。後番組『ポップUP!』の司会は佐野瑞樹、山崎夕貴の両アナが務めるが、徐々に発表されるレギュラーメンバーを見ると、ライバル番組には勝つには相当な頑張りが要求されそうだ。
「局アナが司会を務めるのは経費削減の一環だとして、各曜日のパーソナリティは小泉孝太郎、三浦翔平、おぎやはぎ、高嶋政宏、吉村崇(平成ノブシコブシ)と、司会者としては未知数な人ばかり。曜日レギュラーも小粒な印象は否めません。
裏番組の『ヒルナンデス』は、久本雅美、オードリー、陣内智則、佐藤栞里、小峠英二、生見愛瑠ら人気芸能人を贅沢に使い、フワちゃん、チョコレートプラネット、ぺこぱ、阿佐ヶ谷姉妹といった旬な芸人も揃えていますから、視聴者はどうしても見比べてしまうでしょう」(テレビ情報誌記者)
とりわけ苦戦が予想されそうなのが火曜日だ。芸能関係者はいう。
「現時点で発表されている『ポップUP!』の火曜日メンバーは、司会が三浦翔平で、曜日レギュラーがアンミカ、福田麻貴(3時のヒロイン)、井手上漠、小原ブラスというメンバー。若年層を取り込みたいという強い意志が感じられますが、これでは『知っている人が1人もいない』と困惑する中高年視聴者が大量発生するでしょう。
昼の帯番組は視聴習慣が変わらない人が多いですが、『ポップUP』があまりに若者寄りにシフトすると、新規を呼び込むばかりか『バイキング』時代の視聴者まで失いそうな予感さえあります。番組開始当初は、新ドラマの出演者を番宣で呼ぶ戦略でしょうが、上手にやらないと“共倒れ”しかねません」
小売業界で「ポップアップストア」といえば「期間限定店」の意味だが、もしかして“期間限定”なのだろうか……?
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