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Aぇ! groupはネクストなにわ男子? “序列”をはっきりさせる大倉&横山P

なにわ男子だけじゃない! ジャニーズ関西勢若手ブレイクと先達・関ジャニ∞の進退の画像1
ジャニーズアイランドが運営する「ISLAND TV」より

 9日、関西ジャニーズJr.の6人組グループ「Aぇ! group」が9月に初の単独アリーナ公演を行うことを発表した。

 Aぇ! groupはジャニーズJr.のYouTubeチャンネルでの緊急生配信を行い、この中での発表となった。9月28日・29日に神奈川・ぴあアリーナMMで昼夜2公演を行う予定で、Aぇ! groupがアリーナ規模の単独ライブを行うのはこれが初。リーダーの小島健は、「伝説のライブと言われるくらい、そんなライブにできるくらい、僕ら頑張ってます。頑張ります。張り切ってます」と意気込みを語っている。

 関西ジャニーズJr.はAぇ! groupのほかに、Lil かんさい、Boys be、AmBitiousといるが、中でも活躍が目立つのはAぇ! groupだ。

「Aぇ! groupは、2019年2月18日に正門良規、末澤誠也、草間リチャード敬太、小島健、福本大晴、佐野晶哉の6名で結成が発表され、関ジャニ∞・横山裕プロデュースによる東京での舞台公演が同年4月に行われるという華々しいスタートを切りました。故・ジャニー喜多川氏が命名したグループではありますが、関西ジャニーズJr.の活性化をしたいという横山の想いをジャニー氏が叶えたかたちで作られたグループです。結成した年に早くも京都、奈良、大阪、和歌山、兵庫をまわる単独ツアーを行いましたが、テレビでも関西圏を中心に活躍。しかし、特にここのところ猛烈に推されていると話題で、その“推されっぷり”がJr.時代のなにわ男子を彷彿させるとの声も出ています」(アイドル誌記者)

 結成当初からテレビやラジオのレギュラーが続々と用意されるなど、なにわ男子のたどった道を歩いていると思わせる部分が散見されるのだという。

「なにわが2019年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)で関西ローカル枠の読売テレビスペシャルサポーターを務め、想定を上回る来場者数のため予定していたイベントが急きょ中止になったのは語り草ですが、このスペシャルサポーターを翌2020年から引き継いでいるのがAぇで、3年連続で今年も担当。また、なにわは同じく読売テレビの大型音楽特番『カミオト -上方音祭-』のスペシャルサポーターを昨年務めましたが、これも今年はAぇに引き継がれました。さらに、2025年に大阪で行われる万国博覧会関連では、なにわが2019年に行われた関連イベント『GO!GO!EXPO』のスペシャルサポーターを務め、メンバーの大西流星が有識者懇話会委員に就任しましたが、先日行われた開幕1000日前イベントではAぇが機運醸成応援団として出席、岸田文雄内閣総理大臣と共に写真に写った姿から、総理大臣の“バック”を務めたと話題になりました」(同上)

 今年6月には大阪・梅田の商業施設「HEP FIVE」夏のバーゲンのイメージキャラクターを務め、Aぇ! group初の広告起用となったばかり。また7月には関ジャニ∞の18周年記念公演『18祭』に他の関西ジャニーズJr.らと出演したほか、メンバーの新型コロナ感染で全公演中止となったものの、TOKYO DOME CITY HALLで開催される『Summer Paradise 2022』で初の東京単独公演を予定していた。そしてここにきて1万人規模のぴあアリーナMMで単独公演を行うことが決定となり、確かにAぇ! groupが猛プッシュされていることがうかがえる。

「関西ジャニーズJr.は2019年頃から関ジャニ∞の大倉忠義と横山が積極的にプロデュースに関わっていますが、関東組を仕切る滝沢秀明副社長とは違い、今推しているグループがはっきりしているのが特徴的と言えるかもしれません。昨年11月にCDデビューを果たし、大活躍中のなにわ男子も、Jr.時代は明らかに他の関西Jr.とは扱いが違った。そして今、Aぇ! groupがその位置にいるわけです。関東組は美 少年、HiHi Jets、Travis Japanらがしのぎを削っていますが、いい意味でも悪い意味でも、関西ほど明確に序列が見えてこない。しかしそれは、エンターテイメントとしてはどのグループが次にデビューするかワクワクする部分もある一方、応援する側としては常にハラハラし、ヤキモキする部分でもあります。序列を明確にしてしまうのは残酷にも感じられますが、デビューの座を争うJr.たちにとって、“順位”が見えない戦いを続けるのは精神的に疲弊してしまう面もあり、はっきりさせたほうがある意味で優しいとも言えるかもしれませんね」(同上)

 なにわ男子同様、朝ドラ出演者も在籍するAぇ! group。関東でのアリーナ単独公演を成功させれば、もはやデビューの切符は掴んだも同然かもしれない。

宇原翼(ライター)

雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。

うはらつばさ

最終更新:2022/08/10 13:00
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