TOKIO復活にも現実味? 男闘呼組「復活」大反響…あの「元ジャニーズ社長」も関与か
#男闘呼組 #ジャニーズ事務所
バンド編成のジャニーズグループの先駆け的存在である男闘呼組が期間限定で再結成されることが16日に発表され、同日のTBS系音楽番組『音楽の日2022』でおよそ29年ぶりのパフォーマンスを披露。Twitterでは「男闘呼組」がトレンド1位となるなど大反響を起こしている。
「ジャニーズ事務所のおちこぼれ」というキャッチコピーだった男闘呼組だが、光GENJI、少年忍者 (のちの忍者)らと共に「少年御三家」と呼ばれるなど80年代後半に人気を博し、1988年には長崎俊一監督による主演映画『ロックよ、静かに流れよ』が高い評価を得たのち、1stシングル『DAYBREAK』でデビュー。同年末の『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした。次々にヒットを飛ばし、デビュー翌年には東京ドーム公演も行ったが、1993年6月に突如、活動停止を発表。全国ツアーが予定されていたにもかかわらず、ツアー開始まで1カ月を切ったタイミングでの活動停止は衝撃を与えた。
「現在は俳優としての活躍で知られる高橋和也(当時・高橋一也)が突然事務所を解雇され、活動できない状態に。翌年にはファンクラブもなくなり、実質的な解散といえました。高橋がのちに明かしたところによると、突然マネージャーに呼び出されて契約更新をしないと通達されたとか。この理由については当時、高橋の薬物使用疑惑や協調性に欠ける行動が問題視されたと一部写真週刊誌が報じていましたが、高橋は薬物疑惑を完全否定。“ジャニーズ事務所は疑わしきを罰した”とも囁かれています」(芸能記者)
その後は岡本健一のみがジャニーズ事務所に残留。退所後も音楽活動を続けていた成田昭次は2009年に大麻取締法違反(所持)の容疑で逮捕され、起訴内容を認めた成田には懲役6月、執行猶予3年が言い渡された。
「高橋は俳優として着実にステップアップしていき、前田耕陽も音楽だけにとどまらず、ドラマにバラエティにと活躍。しかし成田は逮捕以降、表舞台からは姿を消しました」(同上)
だが実はここ最近になって、男闘呼組の再結成の可能性が取り沙汰されていたという。
「2019年に『ロックよ、静かに流れよ』公開30周年記念上映会トークショーが実施された際、唯一ジャニーズに残っている岡本が、男闘呼組時代の成田のソロ曲を弾き語りしたばかりか、成田との会話の内容をファンに“伝言”したんです。さらに翌年、東京ドームで行われたジャニー喜多川氏のお別れの会に成田も参列したことがわかり、元・忍者の正木慎也が近影を公開。こうした動きもあって、男闘呼組の再始動を期待する声が高まっていました」(アイドル誌記者)
そして今年、ついに男闘呼組が復活。収録映像での出演となった『音楽の日2022』では「TIME ZONE」「DAYBREAK」といった代表曲に加え、成田が今年4月に発表したソロ曲「パズル」を4人で披露したほか、中居正広と5人で写った写真も公開された。デビュー35年の節目となる来年8月までの期間限定での復活を予定しており、今年10月には東京ガーデンシアターでの復活ライブも控えているという。
「4人それぞれ所属事務所がバラバラ。それでも再び集まることができ、かつジャニーズ時代の楽曲も披露できた。ジャニーズ絡みでは異例の再結成でしょう。成田や前田はコメントでジャニーズ事務所への感謝も綴っており、期間限定とはいえ、事務所公認でテレビで堂々と復活をお披露目できるというのはかなりのインパクトがありました。そのため、TOKIOやSMAP、光GENJIらにも再始動・再結成の目があるのではと期待する声もファンを中心に広がっています」(同上)
なかでもTOKIOは、男闘呼組の系譜にある「バンド」であることから重ねて見る人も少なくないようだ。
「不祥事を起こした山口達也に続き、昨年には長瀬智也も退所。一方、残る3人は株式会社TOKIOを立ち上げ、形式上はジャニーズ事務所を離れ、“株式会社TOKIO所属”となった。これが将来的なTOKIO復活のための布石ではないかという指摘もあります。岡本健一も昨年11月からジャニーズ事務所との契約を専属契約からエージェント契約に切り替えましたが、男闘呼組の再始動のための動きだったのではと見られます」(前出・芸能記者)
男闘呼組の再始動は、ある「元ジャニーズ」も関係しているという。
「成田は2020年11月、若手女性シンガーソングライターのLittle Black Dressの公演にゲスト出演する形で音楽活動を再開。いったいどういう関係なのかと疑問の声が広がりましたが、成田がその後、Little Black Dressと同じ東京レコード所属になっていたので納得しました。ここは、MISIAや小出恵介が所属する『リズメディア』のレーベルで、ここの社長は元ジャニーズなんですよ。ジャニー氏のお別れの会にも出席していたので、そこで成田をサポートする話になったのかもしれません。それにこの社長、実は昨年2月のインスタライブで、男闘呼組を再結成させたいなどと言っていたんですよ。これを見事、実現させた形です。ちなみに男闘呼組の当時の所属レコード会社は、現在MISIAが所属する、ソニー系列のアリオラジャパンというのも不思議な縁です。廃盤になっているCDの再発などの話もまとまりやすいのでは」(同上)
なお、10月に開催される男闘呼組の復活公演を主催・企画・制作しているのは、吉本興業グループの会社だが、同社はMISIAの公演も手がけている。さまざまな業界人のバックアップによって実現した男闘呼組の復活は、日本の芸能界の転換点のひとつとなるかもしれない。
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