人気長寿番組『笑点』が抱える、解決が難しい「2つの悩み」
#笑点
日本テレビ系演芸バラエティ『笑点』といえば、日本が誇る人気長寿番組だ。
新型コロナウイルスの感染拡大のため、2020年2月以降は公開収録が中止となっていたが、先月21日に約2年3カ月ぶりに東京・後楽園ホールで再開。この模様が今月5日に放送された。
人気の大喜利コーナーで司会を務める落語家・春風亭昇太は今月8日に出演したラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)で『笑点』の公開収録再開に触れ、喜びをあらわにした。
だが、同番組に関してはいまだに悩みの種は尽きないという。同局の番組スタッフは明かす。
「確かに後楽園ホールなどでお客さんを入れての公開収録ができるようになったことは大きな前進ですし、演者さんはやりやすいでしょう。ただ、コロナ対策の費用もあって番組の制作費はかさむ一方です。昇太さんも今年1月に一度コロナに感染していますし、レギュラー陣のほとんどが高齢。加えて観覧客の7割以上がシニア層ということで、コロナ対策には他の番組制作以上に細心の注意が必要なので、本当に大変です」
さらにもう一つの悩みが、番組を休んでいる三遊亭円楽の去就だ。大喜利コーナーのレギュラー陣の一人である円楽は今年1月、都内の自宅で体調を崩し、病院で診てもらったところ脳梗塞が発覚。そのまま入院し、約4カ月にわたる入院と治療、リハビリを経て、5月20日に退院したが、長期の入院で体力も落ちているなどとして、復帰の時期については明言を避けた。
「円楽さん御本人は今夏の完全復帰を目指していたようですが、年内いっぱいは厳しそうという見方が強まっていました。それがここに来て、『8月に一度番組に復帰した上で、年内いっぱいでの降板を発表。年明けに新メンバーを発表する』なんて噂も局内では流れています。もともとウチの上層部や編成は、以前から大喜利コーナーに関してレギュラーメンバーの若返りを中心としたリニューアル構想を模索していましたからね。今年1月から新メンバーとして加入した40代の桂宮治さんの起用もその一環ですし、そうした流れが加速しそうです。ただ、当然のことながらベテランレギュラー陣の反発は免れないでしょうから、すんなり話が決まるとも思えません」(前出の番組スタッフ)
昭和、平成、令和と時代をまたいで視聴者から愛され続ける同番組に新風が吹く日は近いのだろうか――
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