久代アナに続いて元テレ東・亀井京子アナも「吉本入り」に業界騒然
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元テレビ東京で現在はフリーで活動する亀井京子アナウンサーが6月10日付で吉本興業とマネジメント契約を締結したことが同日、発表された。
亀井アナは2005年にテレビ東京入社後、『スポーツ魂』『ウイニング競馬』『ワールドビジネスサテライト』など人気番組に幅広く出演したが、2007年12月に当時巨人に在籍した林昌範投手と結婚し、2008年3月31日付で退職。現在二児の母親として知られる。2010年からフリーアナウンサーとして再出発し、近年は、新庄剛志監督や元木大介らが所属するアワーソングス クリエイティブに籍を置いていた。
亀井アナは「主婦として母として、さまざまな経験から培った視点をお仕事に生かして参りたいと思っております。お笑いも勉強して早く吉本カラーに染まりたい」と意気込むコメントを寄せているが、「局アナ出身者で吉本へ移籍したのは、今年4月から吉本入りした元フジテレビ・久代萌美アナに続いて2人目。亀井アナならアスリートの妻の視点からトークバラエティ番組にも出られるし、司会業もそつなくこなせる。吉本入りに大きな衝撃が走った」と芸能関係者は驚きを隠せない。
現役の局アナも、久代アナや亀井アナの相次ぐ吉本入りに“揺れて”いるという。
「いま一番狙われているのは、吉本制作の番組が多い大阪や名古屋のテレビ局のアナウンサーです。芸人の扱いが慣れている上、地方局は年収も右肩下がりのため、『それなら知った顔がいる事務所で仕事をしたい』と考えるアナウンサーも多い。実際に水面下では複数の男女のアナウンサーが移籍を打診されているとの情報もあります」(在京テレビ局関係者)
しかし実際のところ、安定した局アナを辞めて吉本に移籍するメリットはあるのか。
「吉本は『あなたの街に住みますプロジェクト』に代表されるように以前から地方創生を掲げてきましたが、今年3月に開局したばかりのBSよしもとでも全国各地の情報を発信する番組を中心にしていくため、アシスタントもできる自前のアナウンサーがいるのは吉本にとって都合がいいし、吉本入りするアナウンサーにとっても仕事に困らないという面があります。イベントなどの司会仕事も多いし、地上波でキャスティング権を握っている番組もありますからね。気になるのはギャラの取り分ですが、芸人がよく言う『事務所が9、タレントが1で薄給』とのイメージが強いものの、あれは売れてない若手の場合で、大御所になればタレントの取り分のほうが多いと言われています。キャリアを積んだアナウンサーならある程度の取り分はあるでしょう。それに仕事単価が高ければ、あるいは安定して仕事が入ってくることが見込めるなら、例えば事務所と折半での契約でも喜んで移籍してくるアナウンサーはいると思いますよ。局アナみたいに番組出演以外の雑務に追われるなんてことはないですしね」(同上)
フリー転身するアナウンサー自体も増えており、裏返せばそれだけ、局アナの魅力そのものが薄らいでいるともいえる。久代アナ、亀井アナに続いて「吉本入り」するアナウンサーも増えていくと見られるが、影響力が強い事務所だけにアナウンサーマネジメントをどこまで拡大していくのか、テレビ業界全体が固唾を呑んで見守ることになりそうだ。
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