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『インビジブル』いまだ不明な“内通者”…「まるで空気」なキャラが怪しい?

『インビジブル』いまだ不明な“内通者”…「まるで空気」なキャラが怪しい?の画像
ドラマ公式サイトより

 高橋一生が主演するTBS系金曜ドラマ『インビジブル』の第9話が6月10日に放送される。

 第6話のラストで警察内部に「インビジブル」キリヒト(永山絢斗)に通じている内通者がいることが判明して以来、その人物をあぶり出そうとしていた志村(高橋一生)とキリコ(柴咲コウ)。しかし、キリコが疑っていた志村の上司・犬飼(原田泰造)は、キリヒトが手配したクリミナルズ(凶悪犯罪者)によって事故に見せかけられて死亡してしまう。死の直前の犬飼が志村に伝えようとしていた情報は闇に消え、第8話は内通者の正体についてはこれといった進展がないまま終わり、物語は残り2話を残すところとなった。

 ストーリーに張られた伏線を楽しむというよりは、勢いのあるアクションや個性豊かな犯罪者たちを楽しむタイプのドラマ『インビジブル』。内通者を予想するにも登場人物たちのバックボーンがほとんど明かされていないため、まともな推理はほぼできないと言っていいだろう。しかし内通者“候補”となる人物は限られる。中でも、志村への執着を感じさせる監察官・猿渡(桐谷健太)、そして昨年の『最愛』をはじめさまざまなドラマで曲者っぷりを見せてきた酒向芳が演じている特命捜査対策班の班長・塚地がその筆頭として視聴者の間では挙げられているようだ。

 このまま、いかにも怪しい人物の誰かが内通者なのか。あるいは、思いもよらぬ人物が内通者という展開となるのか。気になるのは、公式サイトの「人物チャート図」にはしっかり姿がありながら、これまでそれほど目立たなかったキャラクターの存在だ。

 それは捜査一課のメンバーである朝倉(結城モエ)と岸(西村元貴)のふたり。もちろん、これまでも画面には映っているものの、これといった活躍がないためか、まったく印象に残っていないという人がほとんどなのではないか。それは、志村が所属する特命捜査対策班のメンバーの紅一点である芝本(田中真琴)も同様である。人数の少ない部署であり、常に班長の塚地にくっついて行動しているため、存在自体は視聴者にも認識されているだろうが、この物語で何かを担っているのか、それともただの端役なのか。地味な存在なのに、わざわざ人物チャートに載せられているキャラクターが実は隠れたキーマンである……という可能性もなくはないだろう。

 第9話では、キリコを取り戻したキリヒトの凶行を止めるために志村と猿渡がバディを組む。第8話で痛快な告発劇を見せた猿渡とのバディ結成は胸熱だが、猿渡が内通者の可能性もまだ捨てきれない。第9話でついに内通者の正体が明らかになるのか。ここまで引っ張ってきただけに、ガッカリするような安直なオチとならなければいいが……。

■番組情報
金曜ドラマ『インビジブル』
TBS系毎週金曜22時~
出演:高橋一生、柴咲コウ、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、堀田茜、谷恭介、大野いと、平埜生成、板垣李光人、西村元貴、結城モエ、田中真琴、村井良大、酒向芳、原田泰造、桐谷健太
脚本:いずみ吉紘、槌谷健、香坂隆史
主題歌:「Tiny World」Dragon Ash(Victor/MOB SQUAD)
音楽:得田真裕
プロデューサー:佐藤敦司、浅野敦也
編成:東仲恵吾、佐藤美紀
演出:竹村謙太郎、棚澤孝義、泉正英
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:tbs.co.jp/invisible_tbs

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東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2022/06/10 12:00
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